ざまーァ見やがれ いい気分

 昨年後半の7月から12月までに見た映画は15本。
 「エンドオブ・ホワイトハウス」「GIジョー」「「ワイルドスピード ユーロ・ミッション」「謀略のパルス」「ホワイトハウス・ダウン」「風立ちぬ」「ワールド・ウオーZ]「少年H」「スター・トレックス」「マン・オフ・スティール」「エリジウム」「トランス」「中島みゆき 夜会 VOL17 2/2 劇場版」「悪の法則」「レッドリターンズ」 
 昨年前半に見た映画は12本だから、年間では27本。平均すれば月に2本は見ているから、まずまずの成績。
 私は洋画専科で、それもハッチャカ・メッチャカ・ドンドン・パチパチ弾丸が飛び交い、敵はバタバタ倒れるけれど、何故か敵の弾丸は我がヒーローには当たらないという映画が大好きで・・・などと云うと、うちのかみさんは
「そんなことは自慢して云うことではないのよ」と訳の分からないことを言う。
 だけど、世の中、爽やか気分は不足気味。ニクキ敵をバッタバッタ倒して
「ざまァー見やがれ、いい気分」と、スカット爽やかに映画館を後にすることが出来るって、なんという幸せ・・・。
 洋画専科の主義に反して、やむを得ず見た邦画は3本。だけど、これにはれっきとした言い訳があって、「風立ちぬ」は宮崎駿のファンで、かつ荒井由美の「ひこうき雲」が挿入されていたでしょ、妹尾河童のベストセラー「少年H」は、上・下2巻だったのでケチして買わなかったので(河童さんごめんなさい)、この映画を見たら一挙両得でしょ、「中島みゆき 夜会」は、みゆきファンだったら見なきゃ一生の損でしょ。だから、見に行った訳。
 私、何故か、見た映画の賞味期限はせいぜい1週間。1週間を過ぎたら、ドンパチシーンは記憶にあるけれど、ストーリーはきれいさっぱり忘却の彼方。
 うちのかみさんは「忘れてしまう位なら、お金まで払って見に行ことはないでしょ」と一見もっともらしいことを宣う。
 しかし、人生なんて説明のつかないことばかり。私にとって、どんな正論よりも「ざまァー見やがれ、いい気分」の方が大事なんデス。ハイ。

 ※ 「中島みゆき 夜会 VOL17 2/2 劇場版」について、2013年11月15日のプログ「2013年 ちょっぴりの秋」に掲載。

驚き桃の木山椒の木 Part 3

 2010年に「中央ヨーロッパ5か国世界遺産めぐり」の旅に行った時、街を走っている車を見てビックリ! 
 なんと、ベンツとかBMWとか高そうな外車ばかり。
 「凄い。みんなお金持ち!」といたく感嘆したら、うちのかみさん曰く
 「あれって、ここの人たちにとっては国産車」
 ナーンだ、そうか。お世辞じゃないけれど、うちのかみさんはエライ。よく気が付く。
 後で、現地のガイドさんが
 「ニッポンのトヨタを買いたいけれどムリ。お金持ちしか買えない」と云うのを聞くと、どうもニッポンの車は、ヨーロッパでは高級外車に変貌しているらしい。
 それを聞いて、ニコニコニッコリ。だって、ヨーロッパ人から言えば、私、高級外車に乗っていることになるでしょ。ちょっぴりお金持ち気分。
 だけど、国内では、ニッポンの車は外国で車は売れて売れて売れまくっているということになっているけれど、ヨーロッパ5か国でニッポンの車を見たのはチラリホラリ。
 それに、昨年カナダに行った時も、走っている車はヨーロッパの車もニッポンの車もチラリホラリどころかチラリだけ。あのでかいアメ車も走っていなくて、走っている車は、ほとんど見たことのないフツーの車ばかり。
 我がニッポンの国は、これ見よがしに新車がいっぱい走っているけれど、カナダでは、一見中古車然とした車がほとんど。どうも昔のニッポンみたいに質実剛健みたい。
 それに、モントリオールのホテルに泊まった時、朝6時にたたき起こされて窓の外を見た時、近くの道路を走っている車の多いこと。片側3車線の道路をピューン・ピューンと切れ目なく走っているではないか。
 朝の6時である。6時に出勤しているのデス。我がニッポン国でさえ、6時には道路が満員になるほど、車は走っていないでしょ。どうも、カナダの人ってニッポン人以上に勤勉実直。
 と、感心したら、ガイドさん曰く
 「カナダの企業は、ほとんどフレックスタイム」だって・・・。そして、早く帰ったら「家庭サービスに励む」のだって・・・。
 ニッポン国では、早く仕事が終わっても、「亭主元気で留守がいい」の奥さんの意向を大義名分にして、パチンコやらアレやコレや自分のために忙しい。カナダ人は勤勉事直、ニッポン人は勤勉自分。

 ハイウエイを走っている乗用車は、フツーの車だけれど、トレラーは凄い!!!
 運転台のタイヤは2個だけど、牽引車のタイヤは前部に2個、後部に6個合計10個のバカでかいタイヤをつけて、ブンブンとばしているのである。さらにデカイのは、牽引車の前部に4個、後部に8個つけているトレラーを見て、アングリ。
 どうも大陸横断のトラックらしいけれど、カナダ人から見れば、別にアングリするような風景ではないみたいである。
 やっぱり、カナダは広い。世界第2の面積というのを実感した次第である。

 カナダは、移民の国だそうである。ニッポン語ペラペラだけれどイランから移民してきてカナダ国籍を取得したガイドさんもいたし、トロント大学は外国人が大半ということを聞くと、私も、
 「ウーン、カナダに住みたい!!!」
 でも、時、すでに遅し。どうも生まれるのが早過ぎたみたいである。
 もし、タイムスリップすることが出来たら、私、トロント大学に入学して、カナダ美人と結婚してカナダ国籍を取得して、ニコニコ幸せになるに違いない・・・と、思わせるような国がカナダ。
 たった9日間のツアーだから、多分イイとこ取りをした旅だろうけれど、日本人の感性に合った国のような気がする。
 そう、だからカナダ大好き・・・。

2014新春 アラカルト

 今年のお正月は素敵に過ごせましたか。それとも昨日と同じよな日を送りましたか。

 私は平平凡人だから、何事も神頼みが大好き。だから、お正月は三社詣りに行ってお賽銭は金100円也だけど、それなりの身分相応の範囲であること・あることをお願いして「おみくじ」を引くことにしている。
 初詣に行く神社は、篠崎神社・妙見神社・蒲生神社。いずれも我が街では指おりの由緒ある神社だから、迷える人たちの願いを叶えると信じて初詣に行くことにしている。
 ところが、最初にお詣りした篠崎神社で引いた「おみくじ」は、末吉。私、しっつこいから大吉が出るまで「おみくじ」を引くようにしているけれど、次の妙見神社は小吉、最後の蒲生神社でやっと吉。順次格上げしていったので、もう一社お詣りすれば大吉になると思ったけれど、神様から図々しいと思われるから止めることにした。
 大吉は出なかったけれど、私は悪いことは切り捨てイイとこ取りをする優れた性分をしているから、三つのおみくじのイイとこ取りをすれば、一見大吉風。
「マ、いいか」ということにした。
 あなたは大吉が出ましたか? 
 年末ジャンボ宝くじは「その内に買いに行こう」としていたのが、何故か忙しく、でもようやく「その内」になったので買いに行ったら販売終了。
 もし、買っていたら7億円は無理だろうけれど、1億円位は当たったかもしれぬ。どうも私は「何が何でもやらねばならぬ」という根性に欠けているのかもしれない。こんなことだから、いつまでたってもお金持ちになれぬ。
 あなたは、3000円当たりましたか?
 エ? 何?「3000円ぽっちだなんて望みが低すぎるよ」って・・・。
 だって、300円が相場でしょ。3000円当たるってことは素晴らしいことなんデス。ハイ。
 大晦日は、なにがなんでも「紅白歌合戦」
 うちのかみさんは「イイ年をして紅白でもないでしょ。”第九”とか”辻井伸行”を見たらどう」とのたまう。
 でも、私、むかし昔のそのまた昔「紅白見なきゃ国民じゃない」と言われていた時代から紅白を見ているので、紅白が身に沁みている。
 それで、うちのかみさん漢字で書けば「うちの神さん」。だから無条件「ハイハイ」主義だけれど、今日ばかりは「”第九”は録画しているし、”辻井伸行”はいつも放映している。でも紅白は年に1回だから見なきゃいけない」と反抗して、エンエン3時間30分も見たのである。
 でも、見た甲斐があったね。大好きな総合司会の有働さんのドレス、一見非NHK衣装で登場してドッキリ。すっごく私好み・・・。でも、すぐ衣替えしたので残念。紅組の司会の綾瀬はるかさんは、ドジを連発していたけれど、可愛くって愛嬌。
 登場した歌手は、風の便りで名前は聞いたことがあるけれど、歌は初めて聴くのが多くて賑やかなこと。初めて聴く歌手の中でも「きゃりーぱみゅぱみゅ」なんて舌をかみそうなグループが出てきて、
 「ウーン、私、すっごく時代遅れ」を痛感!!!
 でも、AKB48をはじめ今が旬のピチピチプリンのグループも続々出てきて、超ミニで足をピョンピョン上げながら歌うでしょ。すっごく楽しくマジマジと見させてもらいました。
 「そーハチさん、紅白は歌合戦でしょ。歌の方はどうだったの?」
  エ?、歌? エーット、私の好きな高橋真梨子がトリで出演して、これまた私の大好きな「for you」を歌ったから、終わり良ければ全てよし。ウン、大満足です。
 「ハハーン、そー八さん、この歌の”あなたが欲しい”という歌詞を云って欲しいという願望があるので、この歌が好きなんでしょ」って・・・。
 フン、人畜無害の私がそんな野望を持つわけないでしょ。ホント、失礼なんだから・・・。

自分の花を咲かせよう

 暦は確実にページをめくり、今日は昨日の続きだけれど、一年に1度だけの特別な日。そこで

あけましておめでとうございます

 と、言っても、ハートもポケットも目出度さいっぱいという人は少ないかもしれぬ。多分、小林一茶の句のように、

目出度さも ちう位也 おらが春

の人が多いのかもしれない。でも、ポケットはスッカラカンでも、心に夢を抱きしめて生きていけるのであれば、
 「人生って捨てたものじゃないよ」と、言える日がくるに違いないのである。
 エ、何? 「甘い、甘い。ままならぬのが人生」って・・・。
 ウーン、 でも、信じる者は救われるっていうでしょ。だから、信じて下さい。そうすれば、俵万智の短歌にあるように

まだ何も書かれていない予定表なんでも書けるこれから書ける

 そう、きっとあなたの描いた夢が叶って、真っ白な予定表に記すことが出来るに違いありません。
 そして、自分の花を咲かせて下さい。

二つの型     坂村真民

種にも
わせとおくてとがあり
列車にも
急行と鈍行とがあり
悟りにも 
頓悟と漸悟とがある
わたしは小さい時から
すべてが後の方に属し
あとの方が好きである
笑われようと
馬鹿にされようと
もう腹の立たない年となった
朴のようにゆっくりと
自分の花を咲かせよう

 このホームページの「不動産コンサルタント」のご挨拶の頁の末尾に、私の近況報告を兼ねた今年の年賀状を掲載していますので是非読んでください。