驚き桃の木山椒の木 Part 3

 2010年に「中央ヨーロッパ5か国世界遺産めぐり」の旅に行った時、街を走っている車を見てビックリ! 
 なんと、ベンツとかBMWとか高そうな外車ばかり。
 「凄い。みんなお金持ち!」といたく感嘆したら、うちのかみさん曰く
 「あれって、ここの人たちにとっては国産車」
 ナーンだ、そうか。お世辞じゃないけれど、うちのかみさんはエライ。よく気が付く。
 後で、現地のガイドさんが
 「ニッポンのトヨタを買いたいけれどムリ。お金持ちしか買えない」と云うのを聞くと、どうもニッポンの車は、ヨーロッパでは高級外車に変貌しているらしい。
 それを聞いて、ニコニコニッコリ。だって、ヨーロッパ人から言えば、私、高級外車に乗っていることになるでしょ。ちょっぴりお金持ち気分。
 だけど、国内では、ニッポンの車は外国で車は売れて売れて売れまくっているということになっているけれど、ヨーロッパ5か国でニッポンの車を見たのはチラリホラリ。
 それに、昨年カナダに行った時も、走っている車はヨーロッパの車もニッポンの車もチラリホラリどころかチラリだけ。あのでかいアメ車も走っていなくて、走っている車は、ほとんど見たことのないフツーの車ばかり。
 我がニッポンの国は、これ見よがしに新車がいっぱい走っているけれど、カナダでは、一見中古車然とした車がほとんど。どうも昔のニッポンみたいに質実剛健みたい。
 それに、モントリオールのホテルに泊まった時、朝6時にたたき起こされて窓の外を見た時、近くの道路を走っている車の多いこと。片側3車線の道路をピューン・ピューンと切れ目なく走っているではないか。
 朝の6時である。6時に出勤しているのデス。我がニッポン国でさえ、6時には道路が満員になるほど、車は走っていないでしょ。どうも、カナダの人ってニッポン人以上に勤勉実直。
 と、感心したら、ガイドさん曰く
 「カナダの企業は、ほとんどフレックスタイム」だって・・・。そして、早く帰ったら「家庭サービスに励む」のだって・・・。
 ニッポン国では、早く仕事が終わっても、「亭主元気で留守がいい」の奥さんの意向を大義名分にして、パチンコやらアレやコレや自分のために忙しい。カナダ人は勤勉事直、ニッポン人は勤勉自分。

 ハイウエイを走っている乗用車は、フツーの車だけれど、トレラーは凄い!!!
 運転台のタイヤは2個だけど、牽引車のタイヤは前部に2個、後部に6個合計10個のバカでかいタイヤをつけて、ブンブンとばしているのである。さらにデカイのは、牽引車の前部に4個、後部に8個つけているトレラーを見て、アングリ。
 どうも大陸横断のトラックらしいけれど、カナダ人から見れば、別にアングリするような風景ではないみたいである。
 やっぱり、カナダは広い。世界第2の面積というのを実感した次第である。

 カナダは、移民の国だそうである。ニッポン語ペラペラだけれどイランから移民してきてカナダ国籍を取得したガイドさんもいたし、トロント大学は外国人が大半ということを聞くと、私も、
 「ウーン、カナダに住みたい!!!」
 でも、時、すでに遅し。どうも生まれるのが早過ぎたみたいである。
 もし、タイムスリップすることが出来たら、私、トロント大学に入学して、カナダ美人と結婚してカナダ国籍を取得して、ニコニコ幸せになるに違いない・・・と、思わせるような国がカナダ。
 たった9日間のツアーだから、多分イイとこ取りをした旅だろうけれど、日本人の感性に合った国のような気がする。
 そう、だからカナダ大好き・・・。

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