『駅』で出会って・・・

 先月NHKTVの音楽番組「SONGS」で、「SONGS BESTセレクションⅢ」が放映、私好みのチューリップに竹内まりや、森山良子にあみんが出演した。うれしくたのしくほのぼのシアワセ感に包まれて聴いてしまった。
 特に竹内まりやは、今年30周年ということで、ファンから好きな曲を投票したもらったところ、1位が「駅」2位が「元気をだして」3位が「人生の扉」だったそうである。3曲とも私の好きな曲だけれど、番組で歌ったのはモチ第1位の『駅』
 30代~40代の女性の共感を呼ぶ『駅』が1位になるのは当然かもしれないが、私のように、いい加減年を取ると『人生の扉』の歌詞

You say it’s alright to be 70
And say still good be 80
But I’ll maybe live over 90

を聴くと、90歳まで生きているとは思っていないものの
「ウーン、・・・だったらいいなァ」と感じてしまう。
 そして、後期高齢者とイヤがれる時代に生きていても、生きてることって素敵なことなんだと思はせるこの曲『人生の扉』が、今では私のBEST1になってしまった。
 6月はジューンブライド。ときめいて華やぐ季節である。でも結婚はゴールであるけれど、ときめいてばかりはいられない。人生のスタートでもある。
 そして目出度く結婚した女性でも、ある日ある時、シチュエーションは違っても、誰もがこの『駅』のようなシーンに遭遇したことがあるに違いない。その切ない想いが投票につながりBEST1になったのであろう。

    作詞・作曲 : 竹内まりや

見覚えのあるレインコート 黄昏の駅で胸が震えた
はやい足取り まぎれもなく 昔愛したあの人なのね

懐かしさの一歩手前で こみあげる苦い思い出に
言葉がとても見つからないわ
あなたがいなくてもこうして 元気で暮らしていることを
さりげなく告げたかったのに・・・
二年の時が変えたものは 彼のまなざしと私のこの髪
それぞれに待つ 人のもとへ 
戻っていくのね 気づきもせづに
ひとつ隣の車両に乗り うつむく横顔を見ていたら
思わず涙あふれてきそう
今になってあなたの気持ち はじめてわかるの 痛いほど
私だけ愛してたことも
ラッシュの人波にのまれて 消えゆく後ろ姿が
やけに哀しく心に残る
改札口を出る頃には 雨もやみかけたこの街に
ありふれた夜がやってくる・・・

 でも、これっきりで幕が降りるのならいいけれど、もう一度出会ったらどうする?
私などは、たちまち駆け寄って、それからああしてこうしてああなって・・・と、まずはめでたし目出度しとなるに違いないけれど・・・。
「ン? そう八さんて、惚れっぽくて振られぽいんじゃなかったの? だから、ああしてこうしてああならず・・・と、まずは残念無念でしょ」
 フン、女性ってなんてリアリスト。この曲を聴いた時ぐらい、ああしてこうしてと素敵な夢に浸ってもいいでしょ。プンプン!!!

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