ああ 婚活

 昨日はバレンタインデイ。最初は「私の秘めた恋心」を伝えるバレンタインチョコが、最近はすっかり模様替えしてしまった。
 義理チョコに自分チョコ、ファミリーチョコに友チョコ位まではいいとしても、海老鯛チョコ、二股三股チョコ、瓢箪から駒チョコ、衝動買いチョコ、仲直りチョコ、母心チョコ、励ましチョコ、ご褒美チョコ、癒しチョコと、チョコを買う理由がアレヨアレヨと増えて、チョコがいっぱい。
 でも、まあ渡す相手がいる人は幸せである。

ほうびチョコ 彼用みたいな 顔で買う  *1

となったら、チョッピリさびしい。
 でも、いるようでいないのが彼。「婚活」の名付け親の山田昌弘中央大学教授が東京に住む25歳~34歳の男女約600名を対象に調べたところ、正規雇用の男性で結婚している人は5割、非正規では1割だったそうである。
 未婚率で見ると、年収400万円以上は35%だけど、200万以下は85%が未婚という結果が出たそうである。
 労働市場が自由化され、「仕事をする人」が「機械化」されてしまい、世間はジタバタ大騒ぎしているいるけれど、時すでに遅し、結婚の夢まで壊されてしまっているようである。
 少子化対策と大騒ぎして、ニッポン国のオエライさんがナケナシの知恵を絞って、3人目の子供が生まれたらお金を上げるなんて、チマチマしたことを考えているけれど、結婚する人が増えるような社会の仕組みを作ったら、赤ちゃん、自動的にポロポロ。少子化なんて一挙に解決するのである。
 終身雇用という慣習があった古き良き時代、会社は「集団見合い」の場と考えて就職し、職場結婚して専業主婦と子供2人が当たり前と思われていたあの頃が懐かしい。
 でも、結婚で出来ないのは「ニッポンのオエライさんが悪いのだ」とプンプン怒っても、待ち人来たらず。いまや、出会いを求める「婚活」時代だそうである。
 東京大学社会科学研究所が20代~40代の約4000人を対象にして調査したところ、女性では婚活して恋人に出会った人は21%、婚活をせづに恋人に出会った人は12%だそうである。
 だから、積極的に結婚を意識して出会いの場を求めて「婚活」すれば、ときめきの人に出会う確率が多いらしい。
 だから、チョコを乱発したあなた、求めるものは与えられるのだから、きっと 

婚活を 内定にした グーなチョコ  *2

になるの違いありません。ウン、きっと・・・。

※ 第12回メリーチョコカムパニーの「バレンタインどきどき、ワクワク川柳」から
     *1 岡山市/40歳/女性/自由業
     *2 長崎市/61歳/男性/デザイナー

もうひとつの土曜日

 1月のTVの音楽番組は、グウタラ音楽ミーハアの私にとって、素敵にバッチリOK。
 1月9日にNHK教育TVで「ETV50クラッシク・アーカイブ~和洋名演名舞台」が21時から0時30分まで3時間半にわたって放送されたのである。
 第1部では、「時超至芸鑑」と題し、歌舞伎や浄瑠璃に能、それに踊りなどのすでに亡き名優の貴重な映像が放映された。
 私は、日本の古典芸能はとんとオンチだけれど、武原はんの有名な地唄舞「ゆき」の踊りに見せた「静」のなんと美しいこと!!! 踊りの一瞬一瞬が一幅の絵のようで、息を詰めて見てしまった。
 竹原はんの立ち姿は別格としても、私はもともと、着物姿ってダーイ好き!!! 
 着物を着た女性は、みんな美人に見えるし、特に襟足や襟元のきれいな人は、ホレボレ。超ミニのスッポンポン女性も大好きだけれど、見えるとこナシでも着物姿の方が、何故かもっと大好き。これって、理屈に合わないけれど、ホント、ニッポンに生まれて幸せ。
 第2部の「世紀の名伴奏」では、カラヤン・ホロヴィッツ・アイザックスターンやオペラではデルモナコやカバリェなどの伝説の巨匠達の映像が放映された。
 特に最後に、私の一番大好きなベートーベンの「交響曲第7番」がなんとカルロス・クライバーンの指揮、バイエルン国立管弦楽団の演奏で放映されたのである。
 それに、演奏された会場は昭和女子大学人見記念講堂。東京のコンサートホールの中で私が一番好きなホールである。
 私は単なる音楽ミイハアだから、音響効果などチットも分からないけれど、サントリーホールや東京芸術劇場などは、オドロオドロしくって田舎者の私にはエラソウに見えてしまう。
 だけど、昭和女子大学人見記念講堂は、ホールやロビーがシンプルにしてお洒落。だから大好き。女子大生がウヨウヨいるからという訳ではない。ホントウである。本人が云っているのだから間違いない。
 私、この交響曲の第2楽章アレグロットを聴くと、心、ケタタマシイ時でもウットリ。癒されてホノボノ。究極のアレグロットと言われているそうである。ウン、納得。
 この日は、武原はんの踊りを久しぶりに見ることが出来たし、私の一番好きな交響曲を、一番好きなコンサートホールで演奏されたカルロス・クライバーン指揮で聴くことが出来たし、今年はハナから御機嫌!!! 
 きっとイイことがあるに違いない。さっそく宝クジを買うことにしよう。
 と、思っていたら、またも嬉しいことには、17日にNHKBSで「日本のホーク&ロック大全集」が2時間半に亘って放映された。
 谷村新司とばんばひろふみが懐かしのラジオのDJの雰囲気で司会。出てくるアーティストが昔々の若かりし頃の貴重な映像とあって、見ている私も遠いあの日にタイムスリップしてしまった。
 最後に、リクエストの一番多かった曲が紹介されたけれど、ホント、ビックリ・オドロキ・・・・。なんと、浜田省吾の「もうひとつの土曜日」
 浜田省吾のファンには、ビックリ・オドロキなんて云ったら怒り狂うかもしれないけれど、私は浜田省吾はロックと思っていたし、知っている曲と言えば「二人の夏」と「片想い」くらいで、「もうひとつの土曜日」なんて初めて聞く曲である。
 でも、TVで流れてきた「もうひとつの土曜日」を聴いたら、詩もシミジミ曲もしみじみ。又もや、素敵にビックリ・オドロキ!!!
 ホント、失礼しました。それで、悔い改めてさっそく事務所の女性から、浜田省吾のCDを借りて聴いたところ・・・ウーン、CDを買わずに、ごめんなさい・・・なんと、バラードが凄い!!!
 TVで云っていたけれど、この曲のファンは30歳前後の女性が多いとのことである。「アラサー年代」ということで、ウーン、なんとなく納得。
 エ?、どうして納得したの・・・って?
 だって、この曲の最後のフレーズ聴いてみて・・・・。

子供の頃 君が夢見てたもの 
叶えることなど出来ないかもしれない
ただいつも傍にいて手をかしてあげよう
受け取って欲しい この指輪を
受け取って欲しい この心を・・・

まずは めでたし目出度し

 「小倉歩こう会」の1月例会は安全祈願の三社参り。北九州市小倉区にある有名な神社、八坂神社と篠崎神社それに妙見宮にお参りするすることになっている。
 例会は11日。朝起きると温度はなんと4度。ブルブルブル。サムーイを通り越してツメターイ。
 私は男だから冬は大嫌いである。なんたって、冬になるとピチピチプリンの女性もボテボテ化してしまい(但し、和服姿を除く)、ホント、エロ気いっぱいの・・・ン? 失礼、素肌いっぱいの女性は消えてしまうではないか!!!
 でも、温度4度に怖気ずいて初詣に行かないとなると、どうも神様から見放されそうな気がするので
「エイヤ!!!」と気合をかけて行くことにした。 
 集合場所は、八坂神社のある小倉城。夏の歩きには水の補給が大切だけれど、冬の歩きには水の排出が大切である。前期高齢者から中期高齢者と命名された立派なご身分に昇格すると、オシッコ問題は、切なくて心細くてアソコを抱えて駆け出すほどの大問題となるのである。
 私、朝はパンとコオヒイだけれど、コオヒイは「飲むとすぐ出る」マズイ効果があるので、パンと牛乳にする。しっかりと、絞るようにオシッコ、そして振りまくって・・・エーット、振りまくってという意味分かる? ウーン、女性は分からないだろうな。なんたって振りまくるものがないものね。
 集合場所の小倉城内にある八坂神社は、小倉城主細川忠興公が創建されたもので、「無法松の一生」で有名な小倉祇園太鼓が奉納される神社として有名である。
 神社でアレやコレや盛り沢山お願いしたいけれど、お賽銭はなんたって金100円也。ここは謙虚にアレは遠慮してコレだけお願いする。
 私は三社参りの時は、必ずおみくじを引くことにしている。そこで、おみくじを開くと「小吉」。でも、そこはかとなくお色気漂わせる着物姿の美人がいたので、機嫌を直し
「マ、イイか」と梅の木の枝におみくじを結ぶ。
 勿論、ヤルべき事はしっかりとやった後、篠崎神社に出発する。紫川沿いに寒風にさらされ、切なさと心細さを抱きながら約40分ほど歩く。でもアソコを抱えて駆け出したくなるようなこともなく、無事篠崎神社に到着。
 お参りした後、再度おみくじにチャレンジ。すると「大吉」。スッゴイ、良かった!!!
 私は、「大吉」の時だけ、おみくじの内容を読むことにしている。何故だか知らぬが、最初に見るのはいつも「縁談」勿論良縁あり。金運、健康すべて良し。メデタシめでたし目出度し。私は、「大吉」の時はおみくじを信用するようにしているので、今年はきっとバラ色ピンク色!!!
 朝日新聞に載っていたけれど、博報堂生活総合研究所が約3千人を対象に行っている「生活定点調査」によると、「占い・おみくじを信じる」と答えた人は27.9%だそうである。性別や年代別に見ると男女とも若い世代ほどおみくじを信じる人の比率が高く、女性が圧倒的に多いそうである。
 同研究所の関沢英彦さんは「若い人ほど、1種の遊び感覚で信じることを楽しんでいる」そうである。
 ウン、そうなんだ。私はおみくじを信じているから若い人の部類に入るんだ!!! さすが関沢さん、イイことを言う。
  エ? 何? 「でも、信じるのは大吉の時だけでしょ。それってイイとこ取り。ズルイよ」って・・・。
 ウーン、それは大いなる誤解である。私は、お寺の法要には行くし、初詣で神社にお参りするし、Merry Christmas とお祝いをもするし、信じる心いっぱい・・・。
 ところで、境内では私の大好物の「梅が枝餅」を焼く香ばしい匂いがいっぱい。「梅が枝餅」は、福岡県大宰府市にある大宰府天満宮で売っている有名なお菓子だけれど、お祭りなどの時は各地に出店が出る。
 1箱10個入りと書いてあったけれど、1個食べたいと交渉したら売ってくれた。そこで、ホッカホッカの焼きたての「梅が枝餅」を食べる。シアワセ!!!
 これも「すべてうまくいく」と書いてあった「大吉」を信じたお陰であろう。ネッ・・・私の云った本当でしょ。信じるものは救われる。
 勿論、2度目のお勤めをはたして、アソコも心もハレバレと出発。3番目にお参りする妙見宮の途中にある平和公園で休憩。
 公園では、焚き火をたいて、お餅をつきながら盛大に「どんと焼き」。つきたてのお餅や私の大好きな「ぜんざい」も売っていた。「ぜんざい」1杯100円。安いうえに甘くって云うことなし。オイシイ!!!
 これも、「大吉」を信じたお陰であろう。ネッ・・・私の云ったこと本当でしょ。信じるものは救われる。
 妙見宮には、12時に到着。妙見宮は和気清麻呂が足の傷を治したという伝説で有名な全国妙見総本宮である。
 本宮の前で、「小倉歩こう会」の参加者59名うち揃い、今年も無事に事故もなく歩くことが出来ますようにと、安全祈願のお祓いを受けた後、お神酒を頂く。みんな小雪の散らつく中のお祓いだけれど、晴ればれ。
 今年の三社参りは、アソコを抱えて駆け出したくなるようなこともなく、和服姿の美人にも会えたし、「大吉」も引いたし、お陰で大好きな「梅が枝餅」や「ぜんざい」も食べたし、安全祈願のお払いも受けたし、めでたし目出度しのオンパレード。
 きっと今年もイイことあるに違いない。
 そして 皆さんにも、沢山うれしいことがありますように・・・。 

カレンダー

 でも、なんたってお正月ですから、とにもかくにも

明けましておめでとうございます

 ジャンボ宝くじに当たらなかったあなた、初日の出を拝めなかったあなた、初詣で小吉しか出なかったあなた、折角着物を着て初詣に行ったのに雨に降られたあなた、ウン万円の福袋を買ったのにお気に入りの物が入っていなかったあなた、今年の運勢占いに「ご用心と」と書かれていたあなた、
 今年はブルーな予感がするけれど、ポケットは貧乏でも、心は貧乏にならないように生きてゆきたいものです。

 そう、なんたって生きているんですから・・・。
 ほんのチョッピリだけど、それでも夢を持って生きているんですから・・・。

カレンダー     おぞね としこ

新しいカレンダーは
この1年
私に起こる出来事を
何もかもみんな知っているようで
なんだかとってもこわいけど
やっぱり私は壁にはります
だから せめて
1日に1度ずっでも
うれしいことがありますように
素直な心が持てますように
やさしいものが見えますように
悲しみや苦しみは願わなくても
いつもこの手に余るものですから・・・・

※ 小曾根俊子ーーー重症の脳性マヒの詩人。2005年3月51歳で逝去。詩集「愛は藍色」による一色愛子作曲の合唱組曲「詩集”愛はあい色”より」は、第3回わたぼうし音楽祭で大賞を受賞した。

《 このホームページのご挨拶の頁の末尾に私の今年の年賀状を載せていますので、是非読んでください。》