5月23日はラブレターの日。何故って云うと、こい(5)ふみ(23)だって・・・・。
だけど、今やメール時代。手紙を書くなんてメンドウなことはやらなくなってしまったようである。だから、メールで
『好き、好き、好きの大好き(^。^)』か
『嫌い!嫌い!!嫌い!!!の大嫌い!!!!』かで終わり。
なんとも素っ気ない話しである。
むかし昔、渋谷に『恋文横丁』があって、パット・ブーンの『砂に書いたラブレター』やエルヴィスの『心のとどかぬラブレター』がラジオから流れていた古き良き時代に
「恋しい恋しいナントカさま」と書くところを「変しい変しいナントカさま」と、間違って書いたあの遠い日が懐かしい。
万年筆が骨董的存在になり、手紙は手書きからプリントアウトされた字に変わってしまったけれど、印刷されたラブレターを読んだって小説を読むみたいなものであろう。
私などは、まづ顔に惚れ目に惚れ唇に惚れ声に惚れオッパイに惚れ脚に惚れ・・・以下エンエンと続くので略・・・と、惚れる所は数々あって、どれかその一つにでも該当すれば好きになることになっているけれど、
「字に惚れて」というのもそのひとつである。だから、きれいな字で書かれた手紙など貰うと、顔や目や唇や声やオッパイや脚・・・以下エンエンと続くので略・・・に惚れる所がなくっても、
「好き、好き、大好き」となって・・・・
エ? 何? 「それって、女であれば見境もなく好きになるってこと? 浮気っぽいんだ、ソーハチさん」だって・・・。
ウーン、そうじゃないんだって!!! エーット、だから、ラブレターはやはり万年筆の手書きの方が効果があると云いたいのである。
そして、5月23日は『ラブレターの日』
一方通行の片思いの恋をしている人いれば、メールではなく手紙を書いてみませんか。
『好き、好き、好きの大好き(^。^)』のメールよりも、手紙だったら、さまよえる心に橋が架けられるかもしれません。
もし、恋を終わらせようとしている人いれば、メールではなく手紙を書いてみませんか。
『嫌い!嫌い!!嫌い!!!の大嫌い!!!!』のメールよりも、手紙だったら、悲しみも純化され素敵な思い出だけを、心に残こすことが出来るかもしれません。
手紙 川崎 洋
もしも
愛という言葉がなかったら
もしも
好きと言う言葉がなかったら
世界は
どんなに寂しいだろう
でも
悲しみも
嘆きも
その分
減るかもしれない
きょう
郵便受けが鳴って
誰かへ
一通の
恋の終わりが届けられる