ロング・グッドバイ

 スッゴイ!!! 
 ハードボイルド大好き人間の私にとって、素敵なニュース。
 なんと、NHKTVで、レイモンド・チャンドラーの「長い別れ」が「ロング・グッドバイ」というタイトルでドラマ化され、4月19日から5回にわたって放映されているのである。
 我がニッポン国にハードボイルドは似合はないと思っていたけれど、暗い映像と、バックに流れる音楽もジャズ。それにバーと酒と煙草も付きものだけれど、そのシーンもいっぱい。あれやこれや、ハードボイルドの典型を踏んでいて
 「ウーン、納得」
 浅野忠信が探偵マーロウに、綾野剛がテリーに小雪がアイリーンに扮して出演。浅野忠信のタバコを吸うシーンがサマになっていて良かったねエ。これって、禁煙中の男性にはきっとドクのあるシーン。
 私は、ハードボイルドの金字塔と言われているこの作品を、とっくの昔に読んでいるけれど、なんたって、とっくの昔に読んでいるでしょ。だから、ストーリーは覚えている訳がないけれど、キザで素敵な台詞がいっぱいあった小説。
 私が覚えている台詞は、探偵マーロウが、テリーに再開した時に
 「ギムレットにはまだ早すぎる」という台詞。これが何故か記憶に残っていたけれど、ドラマでもバーで飲む酒はギムレット。私はニコニコ。
 そして、テリーがマーロウにいった台詞。
 「アルコールは恋愛のようなものだね」と彼は云った。
 「最初のキスには魔力がある。二度目はずっとしたくなる。三度目は感激がない。それからは、女の服を脱がせるだけだ」
 エ、何? 「それはソーハチさんの台詞じゃないの?」って・・・。
 ホント、失礼なんだから!!! チャンドラーさんに悪いよ。

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