恋する男性諸君に・・・

 「夢旅人」ようやくリフレッシュ・・・と、云いたいところだけれど、TOP写真が素敵な写真ならともかく、いい加減年寄りの私がドカーンと出現。みなさんギョッとして
「このプログ、読むのヤーメタ」なんて、悲しい事態が起こらないよう祈りたいものです。
 TOP写真なんて用意していなかったものですから、取り急ぎのご挨拶です。ごめんなさいね。写真はオクテの私ですが、その内プログにふさわしい写真を載せていきますので、ご勘弁のほどを・・・。

 昨日の九州は素敵に晴れたバレンタインデイ。でも、今年は幸か不幸か土曜日だったので、ダサイ上司への義理チョコなしのスッキリ・クッキリバレンタインデイとなり、その分予算を縮小出来て、女性にとってハッピイ・バレンタイになったにちがいありません。
 でも、本命チョコが義理チョコと思われたり、義理チョコが本命チョコと誤解されたりして、思惑ハズレのトンチンカンチョコもあるはずですから、バレンタインデイって、悩み多き人生をよりややこしくする日かもしれません。
 ところで、本命チョコって、男性は豪華絢爛チョコって期待するでしょ。でも、貰ったチョコが
 「これって1000円位? 本命脱落・・・」と嘆くことはありません。1000円ポッチでも

我が想い こぴっと込めた チョコきみに   ※

なんですから、安心して下さい。
 その証拠に、ポンパレモールが20代~40代までの女性300人にバレンタインデイに関するアンケートを取ったところ、なんと「本命チョコ」にかける予算は、
    1位――   1円~1000円(41,1%)
    2位――1001円~2000円(32,8%)
    3位――2001円~3000円(16,1%)
ということで、7割が本命チョコにかける予算は2000円以下と言うことが判明したそうです。
 なんとオトナの女性は、わがニッポン国のソーリの意向に反して、どうもカシコイみたいです。
 「どうして?」と、男性諸君から嘆きのボヤキが飛び出しそうですが、「バレンタインデイってどう思う?」という質問に対し、
    1位――なんとも思わない(35%)
    2位――楽しみである(22,2%)
    3位――面倒である(17,5%)
ということで、半数以上が「ドキドキしない」みたいです。
 どうも、バレンタインデイは「愛を告白する日」から進化し「自分にご褒美チョコ」や「友チョコ」に「ファミリイチョコ」「夫婦チョコ」「パパチョコ」「感謝チョコ」などに変貌をとげたにちがいありません。   
 だから、恋する男性諸君、バレンタインは単なる儀式に成り下がっているわけですから、一喜一憂することはありません。
 恋を告白する日は、自動的にやってくる日ではなく、二つの心が一つになる日なんです。ネ、そうでしょ。
 エ 何? 「そう八さん、古い古い。それは二つの体が一つになる日です」って・・・。
 そうなの? 私、どうも早く生まれすぎたみたい。ザンネン!!!

 ※ メリーチョコレートの「第18回バレンタイン今どき川柳傑作選」より、作者は「ぴち/女性/44歳/高槻市

しばらくお休み

 わが街は、ほのかに白く雪を被り清々しいお正月を迎えて・・・と、云いたいところだけれど、ブルブルサムーイお正月。
 最近は、チラチラ雪が降ることはあっても、積もるようなことはなかったので、ホント、驚き桃の木山椒の木。
 でも、雪が積もったと言っても、ほんのチョッピリでしょ。たちまち雪はとけて泥になってしまうから、味も素っ気もないけれど、金子みすずの風情のあふれる詩「雪に」を読むと、
 「ウーン、そうなんだ」と納得。

雪に    金子みすず

海にふる雪は 海になる
街にふる雪は 泥になる
山にふる雪は 雪である
空にまだゐる雪
どォれがお好き

 でも、北国は、初雪はたちまちドカ雪&どか雪となり、風情のある雪は姿を消してニクキ雪になっているようである。
 かって昔、川崎洋の詩「ゆき」のように、雪も順次その姿を変えて降り、そして春を迎えたものだったけれど、もうそんな冬は望めないのでしょうね。仕方のないことです。
 だって、こんな異常気象にしたのは、ほかでもない私たちでしょうから、天に向かって唾をはくようなもにちがいありません。

ゆき     川崎 洋

はつゆき ふった
こなゆき ふった
くつの下で きゅっきゅとないた
どかゆき ふった
のしのし ふって
ずんずん つもり
ねゆきに なった
べたゆき ふって
ぼたゆき ふって
ざらめゆきに なって
もうすぐ 春だ

 ところで、残念無念のお知らせです。
 サーバーの更新のため、1月21日(水)より、暫くの間このホームページを見ることが出来なくなりました。
 新しいサーバーが立ち上がり次第、再開しますので
 「もう、見るの止した」など言わず、時折
 「森 荘八」とクリックしてください。 
 また、リニューアルした夢旅人に会って下さいね。

 ※ 川崎洋ーーー1930年―2004年。詩人にして放送作家。詩集「ビスケットの空カン」で第17回高見順賞などを受賞。

うしろを向かないで

明けましておめでとうございます。

 と、云いたいところだけれど、私、いい加減年寄りなので一つ年を取るということは、なけなしの私の人生の残り時間が短くなったということでしょ。ちっともお目出度くなんかないのだけれど、私、どうでもA型なので、ひがみっぽい言い方は止めて、もう一度

明けましておめでとうございます。

 エ、何? しっつこく云うなって・・・。
 ウーン、そうなんだ。昨年、アベノミックスなんて無関係と言う人もいるだろうし、アベノッミクスは関係あったけれど恋人とは無関係になったと言う人もいるだろうし、アベノミックスも恋人も無関係と言う人もいるだろうし・・・ウン、悲しみや苦しみを封印して生きてきた人にとって、おめでたいなんて言えっこないよね。
 そう、アメリカのミステリ作家スー・グラフトンが「証拠のE」で
「元気だなんて、あなた、わたしたちは苦痛に満ちた世界に生きているのよ」
と書いたとおり、壊れたハートのかけらを拾い集めた人の方が多いかもしれません。 でも、現実が夢と等身大になるまで膨らむことはないと思っていても、せめて坂村真民の詩のように、うしろを向かないで生きていけたら・・・と、思います。

うしろを向かないで    坂村 真民

うしろを向かないで
生きてゆこう
うしろにはいつも
いやな奴がいて
大きな手で
先へ進むのを
引っ張るのだ
あの手にかかると
仕事はいやになるし
すぐに妥協する
弱い人間になってしまう
時計の針が
いっときも休まず
前へ前へ進むように
夢を持って生きよう
うしろを向かない波
うしろを向かない風
彼等は私の仲間
私の同胞

 ※ 坂村真民・・・1909年ー2006年。仏教詩人。「念ずれば花開く」など随筆・詩集など多数。

 このホームページの「不動産コンサルタント」のご挨拶の頁の末尾に、私の近況報告を兼ねた今年の年賀状を掲載していますので是非読んでください。