心をめくって・・・

 今年のお正月の天気は、全国的に荒れ模様。
 昨年は、わがニッポン国民のカガミともなるべきオエライ政治家・・・ン? 訂正、政治屋さんをはじめ、近くて遠い国々のオエライさん達の心も荒れ模様。
 お正月の天気は、身も心も荒れ模様になるかもしれないという今年のニッポン国の予報かもしれぬと心配するけれど、なんたってお正月ですから、なにはともやれ

あけましておめでとうございます

 今日という日は、昨日の続きで明日の前日に過ぎず、なんの変わりもあるものかと思うけれど、お正月は特別な日。

新年の新という語をはずませて暦をむくる心をめくる   俵 万智

 そう、気持ちをリセット出来る日がお正月。
 イブの夜ホテルを予約したのにフラレた人も、3億円の宝くじで300円しか当たらなかった人も、アレコレやったけれどちっともうまくいかなかった人も、アアでもないけどコウでもないとつべこべ言われて戸惑いの海に溺れそうになった人も、夢・時々雨のちドシャブリとなった人も、今、生きずいていることを疎かにせず、心をめくって新しい年を迎えてくださいね。
 そして、せめてお正月だから、降る雪もドカ雪ではなく、草野心平の詩『ゆき』が描くような穏やかな雪でありますように・・・。
 ウン、それに今年は兎年。夢に向かって跳ねて飛んでみたいものです。

しんしんしんしん
しんしんしんしん
しんしんしんしんゆきふりつもる
しんしんしんしんゆきふりつもる
しんしんしんしんゆきふりつもる
しんしんしんしんゆきふりつもる
しんしんしんしん
しんしんしんしん

 ≪ このホームページの「不動産コンサルタント」の自己紹介の「ご挨拶」の頁の末尾に、私の近況報告を兼ねた年賀状を載せていますので、是非読んでください。≫

Happy Christmas!!!

 あっと言う間に、時は駆け抜けてもう12月15日。
 街はクリスマスに溢れイルミネーションに染まって、流れてくるクリスマスソングを聴くと、何故か、私、いい年をしているけれど心弾む気がする。
 私は、絶対クリスマスソングが大好き!!! パソコンに向かっている時のBGMは、いつもクリスマスソング。
 ニッポンのクリスマスソングは、定番の山下達郎の「クリスマスイブ」をはじめ、「一人っきりのX’mas night」とか「会いたいロンリークリスマス」とか切ない曲が多いけれど、アメリカのクリスマスソングは「Happy Christmas」と、クリスマスを楽しく歌いあげている曲が多いようである。
 陽気なアメリカ人とニッポン人との国民性の違いが如実に現れているのが、クリスマスソングなのかもしれぬ。
  「ジングルベル」をはじめ「ホワイトクリスマス」やジョンレノンの「ハッピイ・クリスマス」とかマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」など、私はまるっきり英語音痴だから歌詞は分からないけれど、曲を聴いているだけで、「Happy Christmas」とクリスマスへの楽しい期待や喜びを歌っていることが良く分かる。
 そして、クリスマスにはクリスマスプレゼントがつきもの。昔むかし、我が家では子供たちには紙で作った大きな赤い長靴にお菓子を詰め込んで、イブの夜に枕元に置いたものだけれど、ささやかなお金でプレゼントを用意できたのである。
 とこらが、今や時は流れ、クリスマスといえば「クリスマス商戦」と合体化し、冬の一大消費イベントになってしまい、ささやかなお金どころか、大枚のお金を払わなければクリスマスプレゼントが買えない時代になったようである。 
 子供たちには、お菓子変じてゲーム、そして、大人達は、レベルアップして、私などは、アップアップしそうなプレゼントに大化けしているようである。
 銀座のデパート「プランタン銀座」が女性569人に調査した結果を「2010年版 みんなのクリスマス事情」として発表したけれど・・・読んでびっくり!!!
 女性が男性に期待するプレゼント金額は平均43、620円。女性が男性に贈るプレゼント予算額の平均は20,635円。過去最低金額だった前年に比べ、共にアップして、クリスマス位は贅沢をしようと想う女性が増えてきているそうである。
 男性がはたくプレゼントは一金43、000円だって・・・。ウーン、これって九州の片隅に住む私の周辺レベル感覚からいえば、なんだか高すぎる気がするけれど、なんたって調査した所は「プランタン銀座」。きっと、大手企業に勤めるキャリアウーマン風のセレブな女性に聞いたに違いない。
 次に、女性が男性に期待するプレゼントの第1位は食事、2位は指輪、3位はネックレス。反対に女性が男性に贈りたいプレゼントの1位は洋服、2位が手料理、3位はネクタイだそうである。いずれも、前年と同じ回答だそうである。
 まあ、これは常識の範囲だからいいようなものの、かくして、商売上手なお店に踊らされて・・・ン、訂正、愛する人のために懐をはたいて、わがニッポン国の経済に寄与すると共に、二人の愛も深まって、ウーン、素敵な「Happy Christmas」になれば、何も云うことありません。
 そして、玉井清弘の句にあるような、クリスマスイブになりますように・・・。

掌のぬくみ伝うるブランデー飲みほせば君になだるる潮(うしお)みちくる

 クリスマスが終われば、今年もTHE END。家の大掃除を済ませたら、人生の埃が溜まらないように、素敵な思い出だけは心の引き出しにそっと仕舞い込み、イヤな思い出は削除して、心の大掃除をしましょうね。
 そして、また来年も素敵な笑顔でお会いできますように・・・。

 ※ 玉井清弘ーー1940年生まれ。高校教師。「音」所属。歌集「風筝」で芸術選奨新人賞。歌集に「久露」など。

いい夫婦?

 11月22日(月)は『いい夫婦の日』。
 イチャイチャ・ベタネタ・ネチャネチャと・・・ウーン、これってなんだか、ヒンがない言葉みたい・・・ウン、訂正することにして、ラブラブ度いっぱいの日を送りましたか?
 なーんて云っても、ラブラブ卒業の夫婦は
「フン!」と、云って横を向く人が多いに違いない。
 朝日新聞に『夫婦の寝室は別ですか』というアンケートを、夫や妻のパートナーがいるbeモニター4319人にした結果が載っていたが、同じ寝室が64%、違う寝室が36%だそうで、50代・60代になると約半数以上が別寝室らしい。
 別寝室を始めた時期は、20代から30代というのが50%を占めていたから、別寝室はセックスレスとかラブラブ度がダウンしたからというのでなく、
 「寝る時間が自由」とか
 「熟睡できる」とか
 「寝返りが自由」という物理的理由が半数を占めているようである。
 だから『夫婦別寝室』は、理解できない訳ではないと思っていたけれど
 「とんでもハップン、女性はコワイ」ということが判明したのである。
 と、云うのは、エアコン大手のダイキン工業が結婚して20年以上の男女に「二人で過ごす時の心理的な体感温度」を聞いた結果が出ていた。
 すると、妻の4割が
 「一緒にいると体感温度が下がることが多い」と答え、夫の方はたったの2割。
 妻の体感温度が下がる理由としては、
 「自分の自由時間が減る」
 「嫌な面が目に付く」
 「ストレスがたまる」などで、まあ要するに
 「亭主元気で留守がいい」の大原則が、大手を振ってまかり通っているみたいである。
 でも、女性は健気である。
 「亭主元気で家にいる」という異常事象が発生じても、賢明なる女性は、
 「夫は同居人」とか
 「亭主はパトロン」とか
 「いつも心にさよならを」と、内なる心を隠して、
 「亭主元気で独りぼっち」にして、勝手気侭に自分の楽しみを見出しているとのことである。
 でも、私は男性。そんなオソロシイことなど云はないで、せめて、

夫婦って プラスマイナス ゼロでいい   ※

 位の寛大な心で、接してもらいたいものである。ネ、お願い!!!
 
※ 平成22年度「いい夫婦 川柳コンテスト」 ひ~・ピツの母入選作

まっさらの頁

 秋。秋真っ只中。黄昏時の人生を迎えている私にとって、ピッタリの秋。

 物言えば唇寒しの秋。一日千秋の思いの秋。秋茄子は嫁に食わすなの秋。男心と秋の・・・・ン? 訂正、女心と秋の空の秋。一葉落ちて天下の秋の知るの秋。
 ね、さびしい句ばかりでしょ、だから秋は黄昏の季節。
 そう、そして、春に恋して夏に燃え秋に恋を失う・・・ウン、枯葉散る失恋の秋。
 だけど、恋を失うってことは、恋をしたってことだから、とっくの昔に賞味期限が切れ、恋あこがれ症候群にかかっている私からみれば、羨ましい次第である。
 惚れっぽくて振られっぽい私は、春に恋して夏に燃え秋に恋を失っても平気だったけれど、心寂しい秋を迎え、眠れぬ夜を重ねている人もいるに違いありません。
 でも、ままならぬのが人生と心に折り合いをつけ、悲しみを封印しこれからの時間を大切にしていけば・・・ウン、過ぎた日は戻らないけれど、きっと、ときめきを抱きしめる時がくるに違いありません。

これから     川崎 洋

これまでに
悩んでも悩みきれない傷あとを
いくつか しるしてしまった
もう どうにもならない
だが  
これから
どうにかできる 書きこみのない
まっさらの頁があるのだ
と思おう
それに
きょうこの日から
いっさいがっさい なにもかも
新しくはじめて
なにわるいことがある

 ※ 川崎洋ーー1930年生まれ。1980年出版の詩集「植物小屋」より掲載。詩集「ビスケットの空カン」で第17回高見順賞を受賞。他に放送作家として芸術奨励文部大臣賞なども受賞している。

さようなら 河野裕子さん

 歌人の河野裕子さんが8月に亡くなった。64歳。早すぎる死である。まだまだ生きていて欲しかった歌人でもある。
 私は、2005年12月15日のプログ「悲しき濡れ落ち葉」に、彼女の歌を引用したことがる。

たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらって行ってはくれぬか

 鮮烈なこの歌に出会った時、私はタジタジとなったけれど、こんなに爽やかな啖呵を切られたら、ウンウンと云いそうな気もする。 
 この歌は、1972年に出版された彼女の処女歌集『森のように獣のように』に掲載された歌である。
 この歌集のあとがきに『これは私の青春の証である。他にも生き方があったのではなく、このようにしか生きられなかったのである。悔いだらけの青春ではあるけれども、もういちど生まれて来ても、今日まで生きて来たのと同じ青春を選び取ろう』とあるように、迷うことなく、心のままに歌を詠んできた彼女は、恋の歌人としても有名だが、この歌から感じられるように強い人でもある。
 「勁い人」と評した人がいたけれど

わたしはまつ直に立って此処にゐる風がなくてもそよいだりして

 と、あるように風にそよぐ鋭い感性の持ち主でもあったと思う。もう、彼女の新しい歌を読むことも出来なくなったが、ここで彼女が詠んだ青春と恋の歌を紹介して、彼女を偲ぶことにする。

ブラウスの中まで明るき初夏の日にけぶれるごときわが乳房あり

逆立ちしておまえがおれを眺めてた たった一度きりのあの夏のこと

透明を重ねゆくごとき愛にして汝は愛されることしか知らぬ

夕闇の桜花の記憶と重なりてはじめて聴きし日の君が血のおと

炎ゆる髪なびかせ万緑に駆けゆきし青春まぎれなくま裸なりき

青林檎与えしことを唯一の積極として別れ来にけり

吾が為に薔薇盗人せし君を少年のごとしと見上げてゐたり

わが頬を打ちたるのちにわらわらと泣きたきごとき表情をせり

振りむけばなくなりそうな追憶の ゆふやみに咲くいちめんの菜の花

さやうなら きれいな言葉だ雨の間のヒメシバの茎を風が梳きゆく

 ※ 河野裕子ーーー1946年生まれ。京都女子大学在学中に第15回角川短歌賞受賞。「塔」会員。歌集「ひるがほ」「桜森」「体力」「葦舟」等多数。