好きな映画は?

 台風を連れて、秋がやってきた。なんと、仲良く二つ日本列島を縦断しながら・・・。
 それに、梅雨が終わっても、各地で観察史上最大のドカ雨が降るし、御嶽山だって、なにも登山者が一番多く集まる紅葉の土曜日のお昼に爆発しなくてもいいのに、最近の自然は意地悪ばかり。
 地球人は宇宙でも貴重な存在とされている星に住んでいるのに、それを忘れて地球を痛めつけてきたそのお返しをされているに違いない。

 朝日新聞デジタルのウエブサイトで、デジタル会員を対象に「映画館で見た大ヒット作品は何ですか?」というアンケートをとった結果が出ていた。回答者数は1964人。

 1位  千と千尋の神隠し
 2位  タイタニック
 3位  E.T.
 4位  ハリー・ポッターと賢者の石
 5位  もののけ姫
 6位  ジュラシック・パーク
 7位  バック・トゥ・ザ・フューチャー
 8位  ハリー・ポッターと秘密の部屋
 9位  レ・ミゼラブル
 10位  風立ちぬ

 皆さん、どのくらい見た映画ありますか? 
 私はドンパチ映画とSF映画専科。朝日新聞の読者はヒンが良いのかどうか知らないけれど、我が愛するドンパチ映画は一つも入っていない。
 しかしである。なんと私が見た映画が6本も入っている!!!
 これにはビックリ。
 SF専科だから「E.T.」「ジュラシック・パーク」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、まあ見ても当然だけれど「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「風立ちぬ」はアニメ。
 ウーン、私、アニメは「戦艦ヤマト」とか「ガンダム」系の戦闘ものしか見ないことにしている。
 しかし、いい加減年寄りなれど、私は、依然としてミイハア気分が抜けきっていないので、やっぱ、世間の話題作は見なきゃ悪いでしょ。だから、志に反するけれど見に行くことにしているのである。
 でも、話題作と云っても絶対見に行かない映画がある。
 他人がイチャイチャする恋愛映画なんてまっぴらゴメンだし、あり得ない世界を描いたファンタジー映画なども、見たってしょうがないし、ホラー映画なんてホラ映画だから見ない。
 かかる高尚な理論構成のもとに、私は、見るべき映画と見るべきではない映画を峻別しているのである。たかが映画なんて馬鹿にしてはいけない。
 エ? 何? 「ドンパチ映画とSF映画は、どのようなヘ理屈がついているの?」て・・・。
 まったく、ヘ理屈なんて失礼な・・・。
 そんな失礼な質問に答えることはできません。プンプン。

きたきたまさしの北九州

 我が家の息子三人のうち、二人は長野と名古屋に住んでいる。
 その息子は二人とも、わが街北九州市のことがTVのニュースに出ることはめったにないけれど、たまに出たら
 「暴力団がピストルをドンパチ撃ちまくる事件ばかり」と嘆くことしかり。すっごく、肩身の狭い思いをしているとのことである。
 どうも、本土の紳士淑女の皆さんは、わが街北九州市のことを、「暴力都市」と思っているらしい。
 それって、トンデモハップン!!!
 一つ事件が起こると「一事が万事」と、わが街北九州市は「ドンパチ溢れる街」と早合点しているようだけれど、これって「針小棒大」大いなる誤解である。
 わが街は「パトカーとおまわりさん溢れる街」だから、すこぶる付の「安全都市」となっているのである。ホント、泥棒さんも敬遠する街となっている。
 エ、何? 「私の街は暴力事件は1つもないし、お巡りさんも見ないけれど安全都市だよ」って・・・。 
 ウーン、つべこべ言わずに、いづれにしろ「安全都市」なんだからいいでしょ。
 その証拠に、NHKTVで恒例の「今夜も生でさだまさし」が8月31日0時5分から1時35分まで放映されたのだけれど、それが、なんと今回は
 「きたきたまさしの北九州」
 むろんわが街のNHK北九州局にさだまさしが来て生中継。
 「今夜も生でさだまさし」は、「素敵溢れる街」に行って生中継することになっているから、当然ながらわが街北九州市は、
 ウン、「素敵溢れる街」なんである。凄いでしょ!!!
 ところで、みんな、見た?
 エ、見てないって・・・。そんな真夜中にTVを見たら、翌日の仕事に差し障るって・・・。
 ウーン、残念!!!
 これを見た人は、わが街北九州市は「素敵都市」だと、分かったにちがいありません。
  この番組は、簡単に言えば、視聴者から寄せられたハガキをさだまさしが読むだけだけれど、さだまさしの軽快なトークが何故か楽しく面白く、深夜にもかかわらず、いいかげん年寄りの私も、ハマってしまい、ついつい見る羽目におちいっている。
 それで、毎回観覧募集がなされるのだけれど、30名ばかりでしょ。ウン10倍の競争率を誇っているから、当たる訳がない。クジ運ゼロの私は当然ながら落選。
 番組では、紙芝居方式でご当地の案内もなされるけれど、番組の名物となっているのは、小針画伯がホワイトボードに描くイラスト。
 今回画伯が描いたのは「若戸大橋&関門橋」。
 若戸大橋は、洞海湾にかかるる戸畑区と若松区を結ぶ橋で全長367m。1962年の建設当時は東洋一と云われた橋である。今は、海底地下トンネルも出来てすこぶる便利。
 関門橋は、皆様ご存じの九州と本土を結ぶ橋。デカークって、九州人はニッポン一の橋と思っている。
 小針画伯のイラストは、なんたってホワイトボードに描かれているだけだから、番組が終わったら消される運命になっているらしい。
 ホント、もったいないけれど、NETでNHKオンラインの「今夜も生でさだまさし」を検索してもらったら、「きたきたまさしが北九州」が小針画伯のイラストも含めて掲載されていますので、是非見て下さいね。
 乞う、ご期待。

ソウイフモノニ ワタシハナリタイ

 我が街北九州市は、突然の土砂降りの雨に降られることもなかったけれど、入道雲を見ることも少なく、雨模様のどんより&じめじめ夏が続いて、すがすがしい初秋ぬきの秋本番が到来。
 そして今日、9月15日は「敬老の日」。
 私が住んでいる街北九州市小倉北区の南丘校区では、社会福祉協議会が主催して毎年「敬老福祉大会」を開き、75歳以上の方を招待することになっている。
 私は、この協議会の役員をしているので、毎年、その準備にジタバタアタフタする方だったけれど、残念ながらというか、遺憾ながらというか昨年から招待される方になってしまった。
 我が校区の75歳以上は1,100人、その内、元気な300名の方が南丘市民センターで13日に開催された「敬老福祉大会」に出席。
 無論、お茶付の豪華弁当にお土産の菓子折り一箱。それと南丘小学校の子どもたちが一人ずつ書いたお手紙付である。
 私には3年生のあやのちゃんから可愛いカットの入った手紙が入っていました。

わたしは学校で算数をがんばっています。音楽が楽しいです。
あそびは一りん車をがんばっています。一りん車やおにごっこも楽しいです。
おじいさんおばあさんもお体に気をつけて元気に長生きしてください。

 たどたどしい字で書かれていたけれど、それがなお可愛くって・・・。
 市長さんも出席した式典が終わると、アトラクションとして「祝舞」や「獅子舞」などが披露されたけれど、南丘小学校1年生全員が出演したステージが、とっても可愛くて最高!!!
 オジーチャン・オバーチャン達に対する想いを、一人ずつ一生懸命に話した後、オジーチャン・オバーチャンに捧げますと、全員そろって宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を斉唱したのである。
 それも、この詩を読み上げるのではなく暗記していて、全員間違えることもなく大声で斉唱したので、もうビックリ。 
 なんたって1年生でしょ。それが、この長い詩を暗記しているなんて・・・。
 わが校区の1年生はなんと可愛いうえに賢いこと!!!
 我が孫がいないのは残念だけど、お孫さんが出演しているオジーチャン・オバーチャンの嬉しそうな顔・顔・・・。素敵な敬老の日の贈り物でした。
 「雨ニモマケズ」の詩は、むかし昔読んでいるけれど、改めて子供たちから聞かされると、忸怩たる思い溢れ、なんだか子供たちから諭されている気がしてしまった。
 この詩の最後の一節
    「ソウイフモノニ ワタシハナリタイ」
 ほんと、なりたいけれど、なれない私は・・・・。

 是非、皆さんももう一度、この詩を読んでみてください。

雨ニモマケエズ      宮沢 賢治

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
欲ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
・・・・・
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
入ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
・・・・
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
ソウイフモノニ
ワタシハナリタイ

ウルウルなしだなんて・・・

 今年1月から6月まで見た映画は洋画が10本、邦画が1本で合計11本。ちょぴり少な目。
 「ぜロ・グラビティ 3D4DX」 「大脱走」 「マイティ・ソー・ダークワールド」 「ウルフ・オブ・ウォールストリート」 「アメリカン・ハッスル」 「エージェント・ライアン」 「ローン・サバイバー」 「プリズナーズ」 「機動戦士ガンダムUC ep7 虹の彼方に」 「アンと雪の女王」 「チョコレートドーナツ」

 例によって、ドンパチ映画がほとんど。我がヒーロは、死んでは話が進まないのでスカッと爽やかに撃って撃って撃ちまくり、私は、殺されたテキに彼女がいたのかなんて心配することもなく、スカッと爽やかに映画館を出ているので、どんな映画だったのかとんと思い出せない。
 おまけに映画のタイトルがカタカナ語でしょ。「大脱走」は監獄を脱走する話だったと、思い出すことが出来るけれど、あとの洋画はタイトル見ても「ン?」だものね。
 だけど「ぜロ・グラビティ 3D4DX」は別格。この映画は3Dにして4DX。
 4DXって分かる? 画面が飛び出すうえに、画面に連動して、シートが上下左右に動き、風やミスト、匂い、フラッシュなどが出される仕掛けになっているのである。名付けて体験型映画館。
 デズニーランドにあるようなアトラクション付の映画で、最初に設置されたのは、なんと名古屋と北九州市だけだそうである。
 ストーリイは、スペースシャトルが大破して、二人の飛行士が宇宙空間に放り出されるという映画だけれど、その映像がすっごく素晴らしくって・・・これって宇宙で撮影したみたい。それを、視覚だけでなく体験付でしょ。私まで、宇宙空間をさまよってドキドキ・ハラハラ大感激&大満足。
 アニメは2本。「アンと雪の女王」は、いとこの3歳の孫娘が、スマホの映像を見ながら「ありのままで・・・」と歌っているのを見て大ビックリ!!! 
 このアニメは幼児向きと思っていたけれど、なんたって3歳児が歌を覚える位の影響を与えるスゴイ映画なんだと気が付いて・・・それにこのアニメを見た大のオトナも感動のあまり涙がこぼれたなんて・・・というような話を聞くと、なんだか見なきゃ悪いような気がして見に行くことにした次第である。
 ウーン、映像はきれいだし、ストーリイも素敵だったけれど、私、ジーンときてもウルウルまでいかないんですよね。ウーン、私の感受性は、すっかり錆ついているらしい。ガッカリ。
 ションボリして映画館を出たのだけれど、もう1本の「機動戦士ガンダムUC ep7 虹の彼方に」。これは凄い!!!
 洋画と違って「虹の彼方に」というお洒落なサブタイトルが付いているこの映画は、シリーズ最終章というだけあって、オトナも涙したという感想を聞いていたけれど、オジーサン化している私は、スゲー・スゲーと感嘆してみたものの例によってウルウルなし。
 これって、ドンパチ映画の見すぎかしらん・・・。

神の兵士

 今日は8月15日。終戦記念日。
 詩人鮎川信夫は、1942年招集されスマトラ島に出征、1944年に傷病兵として内地に送還された。その時、病院船の中で、一人の兵士の死に立ち会って「神の兵士」という詩を書いた。 

神の兵士(抜粋)

1944年5月のある夜・・・
ぼくはひとりの兵士の死に立会った
かれは木の吊床に身を横たえて
高熱に苦しみながら
なかなか死のうとしなかった
青白い記憶の炎につつまれて
母や妹や恋人のためにとめどなく涙を流しつづけた
かれとぼくの間には
もう超えることのできない境があり
ゆれる昼夜燈の暗い光のかげに
死がやってきてじっと蹲っているのが見えた

戦争を呪いながら
かれは死んでいった
東支那海の夜を走る病院船の一室で
あらゆる神の報酬を拒み
かれは永遠に死んでいった
(ああ人間性よ・・・・・
この美しい兵士は
再び生きかえることはないだろう)
どこかとおい国では
かれの崇高な死が
金の縁とりをした本の中に閉じこめられて
そのうえに低い祈りの声と
やさしい女のひとの手がおかれている

(注)金の縁とりをした本・・・聖書

 ※ 鮎川信夫・・・1920年ー1986年。現代詩を代表する詩人であり、随筆家・翻訳家・評論家でもある。詩誌「荒地」を主催。