ウㇷㇷㇷがいっぱい

わたし、とっても幸せ気分・・・。

何故かというと、1988年に上映された映画「怪盗ルビー」が、5月15日にNHKBSで放映されました。この映画は36年前に上映されたものですが、なんと今撮影されたような鮮明なカラー。

65年前、九州から華の都の東京に来て、金なし暇ありの学生生活を送っていた時、時々3本立ての時代劇の名画座に行ったものです。
名画座だから古い映画を上映しているのは当然にしても、ズズズーイと最初から最後まで画面に雨が降っている・・・と、云っても、若い人には〝雨が降っている〟という意味は「?」でしょうね。仕方ありません。これって〝年寄り用語〟です。

3本立ての時代劇って凄いんですよ。1本目の映画に出ていた悪役が3本目には善人で出てきたりすると、ストーリィがチャンポンになったりして、フラフラになって映画館を出てくる始末。

古い映画を上映したら雨が降っていて当たり前という若いころの感覚が身についている私としては、最近の古い映画やドラマが新品でよみがえってビックリ大仰天。手品にかかったみたい。

「怪盗ルビー」は監督が大好きな和田誠さん。いつもお洒落なカットを描く和田さんのことだから、きっとお洒落な映画を作っているだろうと思って見に行った次第です。

ところが、主演はなんと小泉今日子さん。キョンキョンと呼ばれていたアイドルが出てきてビックリ!!!

和田誠のお洒落な演出に合わせた彼女の仕草の可愛いこと・・・演じていると思わせない自然な動作に、キョンキョン・イメージが吹っ飛んでしまいました。

以来、私は小泉今日子のファンになり、私にとって彼女の歌のベスト3は「丘を越えていこう」「優しい雨」「あなたに会えてよかった」。
彼女が主役を演じたドラマでは、2012年にフジテレビで放映された「最後から二度目の恋」。とってもお洒落なドラマで、彼女の魅力があふれていたドラマでした・・・ウーン、再放映されないかなァ。

そして、もう一つのウㇷㇷㇷ。

1月に吉永小百合さん主演のドラマ「夢千代日記」が、HHKBSプレミアム4Kで放映されたのを見逃していたところ、なんと「続・夢千代日記」が4月から5月に5回にわたって放映されました。勿論、4Kリマスター版で鮮明なカラー。

このドラマは、1982年に放映されたものですが、40数年前の憧れ彼女に会えるなんて・・・摩訶不思議気分ながら、切ないストーリイだけど、ときめいて見てしまいした。

そして5月16日には、吉永小百合さん主演の映画「伊豆の踊子」が、鮮明な画像でNHKBSで放映されました。
この映画は1963年上映されたもので、彼女は18歳。まだ少女の面影を宿してなんと可愛いこと・・・。映画館で見た時に、心に溢れた何とも言えないぬくもりを思い出しました。

5月は一番大好きな季節。井上陽水の一番大好きな曲「5月の別れ」を聴きながらこのプログを書いています。
一番大好きな5月に、一番大好きな吉永小百合さんと小泉今日子さんを鮮明なカラーで再現させてもらって、素敵な5月になりました。
NHKさん、ありがとう。

ああ 無常・・・

今日は、沖縄が日本に復帰して52年。
 
朝日新聞の4月8日の朝刊に、辺野古移設計画に関して全国の知事に対しンケートを実施、その結果が掲載されました。

 問1ーー沖縄の米軍基地負担は軽減すべきか。
 問2ーー「代執行」した国の対応は適切か。
 問3ーー辺野古移転計画は適切あか。
  
 問1に対し、軽減すべきと答えた県は21県。後は、どちらともいえない、無回答。
 問2に対し、適切と答えた県は3県、どちらかと云えば不適切と答えた県は1県。後は、どちらともいえない、無回答。
 問3に対し、適切と答えた県は1県、どちらかと云えば適切と答えた県は1県、どちらかと云えば不適切と答えた県は1県、後はどちらともいえない、無回答。

 基地負担を軽減すべきだし、代執行も移設計画も不適切と答えた県は岩手県の達増拓也知事のみ。なんと、47の都道府県の中で、沖縄の米軍基地負担は軽減すべきと思う県知事は21県で、26の県知事はなんとも言えないそうである。

国土面積の0.6%しかない沖縄に米軍基地の70.3%が集中しているというのに、半分以上の県知事は軽減すべきと思わないなんて・・・。

どうも、多くの知事さんは「国が決めたことだから」ということで「我、関せず」と云うことらしいが、沖縄のことを「お気の毒・・・」とも思わないのかしらん?

多分「軽減賛成」といったら「お前の県に移転させる」と云われると思っているに違いありません。そうなると、県民がこぞって反対となって・・・。

沖縄は外国ではなくて日本の国土なんだけど「お上が決めたことは関係ない」とか「基地が沖縄にあるのはいいけど、わが県に来るのは困る」なんていうのは・・・ウーン、わがニッポン国には「わが身が大事」と、ミミッチクって思いやりのない国になっているのかもしれません、

昭和20年4月に米軍は1500隻の艦船と54万人の兵士を沖縄に上陸させ、5ケ月に及ぶ戦闘で亡くなった日本兵と住民は20数万人と云われています。

こんなに悲惨な目にあったのに、いまだに「基地の島」となっている沖縄を「平和な島」にしようと思わないなんて・・。

9300億円もかけた辺野古基地が完成するのは今から13年後。その頃は、滑走路も必要としない垂直に上がって発進する無人戦闘機が飛び交い、爆撃機もミサイルに代わって「時代遅れの辺野古基地」となっているかもしれないのに・・・。 

うたかたの夢

アハハハと笑ってしまいました・・・ウーン、でも、これって笑ってはいけません。ハイ、嘆かわしいことなんです。

朝日新聞の4月20日の「be between 読者とつくる」頁に「国会議員って偉い?」というアンケートの結果が記載されていました。
私的には、国会議員はわがニッポン国で一番エライ人と思っていたのに、なんと
「はい」は11%しかなく「いいえ」が89%。トホホホ・・・。世界に恥をさらしました。

キックバックされてきたお金を口座には入れずに、金庫や机の引き出しに入れていたのに「裏金」ではないと、一人や二人の議員が言ったのならともかく、貰った全員が口をそろえて云うなんて・・・こんなウソっぽい話をそらぞらしく云うなんて、どんな神経をしているの?

こんな醜態をさらせば「いいえ」が89%もあっても仕方ありません。「いいえ」といった理由は
「私利私欲が目立つ」
「モラルが低い。カネに汚い」
「国民の代表とは思えない」等々。

そして、思ったこととは
「裏金問題の対応など、上に立つ人として話にならなない。民間なら即クビ7.税金を払ってさっさと辞めてもらいたい」
「国会議員の多くは詐欺師に見える。詐欺師を選挙で選んでいる自分が情けなくなる」など、皆さん怒り心頭。

そして全員がアンケ-トに答えました。
「国会議員になってみたい?ーーNOが84%」
「政治に希望はある?ーーNOが43%、どちらともいえない38%」
「政治に関心はある?ーーYESが84%」
「政治を良くするためには期待できるのは?」ーー有権者60%、政治家自身12%」

4月28日に行われた東京・島根・長崎の衆議院議員補欠選挙。自民党が全敗っていうのは当然の結果だと思うけど、投票率は
東京40,7%・島根54,62%・長崎435,4%。3地区とも過去最低の投票率だそうである。

政治に関心はあるのが84%、政治を良くするためには期待できるのは有権者60%とあったので、皆さん、こぞって投票に行ったかと思えば、なんと最低の投票率!!!

多分、自民党の支持者の皆さんは、自民党ってアホだけど、野党もダメって訳で投票に行かず最低の投票率となって、結果として立憲民主党が当選となったに違いありません。
だから、自民党支持者の皆さんは灸をすえただけだから、国民に人気がある石破さんか女性の輝く星の上川さんを党首に代え、庶民感覚をもった新人候補者を立てて総選挙にのぞめば、自民党がしぶとく復活するに違いありません。

そうなれば、立憲民主党が勝ったと言っても「うたかたの夢」
野党の皆さんは自民党の悪口ばかり云ってるだけで、野党同士で足の引っ張り合いをしていたら、自民党に勝てる訳がありません・・・と、野党の皆さんは当然ながら分かっているにもかかわらず、大団結しないんですね。何故?

ウーン、やっぱり野党の皆さんもエラクないんだ。

 

ミステリアス 2

世の中はミステリアスがいっぱい。
パーティ券のキックバックという抜群のアイデアを思いついた人も、それを再開させた人も???となるなんて・・・なんとミステリアス。
自民党が、クソミソに云われているのにーーエート、訂正、下品な言葉を使うのはよしましょう。自民党に申し訳ないーー自民党がこてんぱに云われているのに、政党支持率が野党より断固として高いなんて・・・なんとミステリアス。
以前は値上げと云っても10円単位だったが、最近は100円単位の値上げが続出しているなんて・・・なんとミステリアス。
日経平均株価が4万円台を突破したというのに、こちとらいっこうに好景気ムードにならないなんて・・・なんとミステリアス。

世な中には、うっとうしいミステリアスが満ちているけど、今日の「ハードボイルドに恋をして11」の「ミステリアス2」を読んで、憂さを払ってください。
12月1日に掲載した「ミステリアス」の「嘘」に続く第2編です。

罪と罰

勉強好きそうな若い女が、サルトルの「存在と無」をくすねていったのは、私にも、はっきりとわかった。でも、彼女がそれを読むのなら、それで罰は充分だ。
早川書房「泥棒は哲学で解決する」ローレンス・ブロック/田口俊樹訳

警察の車庫でわたしは懐どころか、手足まで痛みかねないほどの大金を払って車を引き取り・・・。
早川書房「身代金ゲーム」ハワード・エンゲル/中村保男訳

だが、おれは世界のからくりを知っている。幸福感が八点になると神様はかならず天罰をお下しになり、七点までならおとがめなし。ところが八点になると、赤ランプが点灯しサイレンが鳴り人々は窓ごしに石を投げはじめる。
早川書房「愚か者のララバイ」ウォーレン・マーフィー/田村義進訳

秘 密

これに対してループが小声でいった意味は良風美俗に反するので、ここには書きつけないでおこう。
早川書房「哀愁のストレンジャー・シティ」ロス・H・スペンサー/田中融二訳

「お嬢さん、この世の中は、自分が知っていることをすべてわたしに話してくれる人間なんかいない。それがけだものの習性なんだ」
「人生の半分を、鍵穴をのぞいて過ごしていると、人生のすばらしい面が見られるにちがいないわね」
早川書房「ゴッドウルフの行方」ロバート・B・パーカー/菊池光訳

探 偵 

私立探偵の免許をとるならぜひとも学んでおく鉄則の一つは、質問をしたときに相手が首をどう振るかよく観察することだ。ノーと言うときに縦に振り、イエスの場合に横に振る者もなかにはいる。人間は嘘をつく。これが第二の法則だ。
早川書房「秋のスローダンス」フィリップ・リー・ウィリアムズ/坂本憲一訳

「聞くところによると、君は非常にタフだそうだな」
「もちろん、そうさ、今日、ここで、サヴァンナ風ロブスターにしようか、椅子を一つ食べるだけにしておこうか、と考えていたんだ」
早川書房「レイチェル・ウォレスを探せ」ロバート・B・パーカー/菊池光訳

(ロバート・B・パーカー作の探偵スペンサーを主人公とするミステリーを読むと)
スペンサーというのは、ファースト・ネームがない分は、肉体的に取り戻そうかというタフな男で、何章かごとに、ボストンじゅうをジョキングしてまわったり、重量挙げをやったり、そのほか心臓発作かヘルニヤにでもなりそうなことを、片っ端からやってのける。私は読んでいるだけで疲れてしまった。
早川書房「泥棒は哲学で解決する」ローレンス・ブロック/田口俊樹訳

わたしが78歳まで生きながられた理由のひとつは、尻尾をまいて逃げだす時期に関する勘がよかったためである。今回も、その例外ではないように思われた。
早川書房「オールド・デック」L・A・モース/石田善彦訳

とっておきの良き父親兼有能な私立探偵風の微笑の塵をはらい、顔に貼りつけた。そして、デスクの上で両腕を組み、身を乗りだした。だが、わたしが「私立探偵になる方法」にあるとおりに力強くそして丁寧に話しかけようとしたとき、彼女はたずねた。
「本当にこの仕事をしていらっしゃるの?」
早川書房「消えた女」マイクル・Z・リユーイン/石田善彦訳

映画って素敵

私、洋画のドンパチ映画が大好き。弾がドンドンパチパチ飛び交って、テキはバタバタ倒れても、我がヒーロに弾は絶対に当たらないという「すかっと爽やかドンパチ映画」である。
てなことを云うと、大抵の女性は眉をひそめて軽蔑の眼差し。

でも、テキはバタバタ撃たれても、血がドバーと出て「ギャー」と叫ぶわけでもなく、無言でヨロヨロとスクリーンの外に出て倒れるから死体累々というシーンは全くない。華麗で清潔にして残酷さ皆無の「すかっと爽やかドンパチ映画」である。

かくして、テキのみバタバタという夢のようなシーンばかりなので現実味は皆無。だから、検視に時間がかかるだろうとか、棺桶が足りるだろうかとか、奥さんがいるとしたら再婚出来るだろうとか、映画館を出てから悩まなくていい。ドンパチシーンを思い浮かべ「ザマー見やがれ」と、すこぶる高揚気分で映画館を後にすることが出来る。

昨年見たドンパチ映画は11本。
「ブラックライト」「パルプ・フィクション」「メモリー」「ワイルド スピードX」アニメの「スーパーパリオブラザーズ・ムービー」「インディ・ジョーンズ」「ミッション・インポッシブル」「ジョン・ウイック・コンセクエンス」「イコライザー THE FINAL」「ザ・クリエイター 創造者」「ドミノ」

ドンパチシーンは覚えていても、ストーリィはご都合主義で出来ているから「すかっと忘れるドンパチ映画」でもある。ストーリイはほとんど覚えていないが、そのなかでも抜群に凄かったのは「ジョン・ウイック・コンセクエンス」。

私が愛する殺し屋ジョン・ウイックのシリーズ最後のドンパチ映画とあって、アッケに取られるほどのドンパチてんこもり!!!
暗黒街を裏切ったジョン・ウイックを狙う世界中から集まった殺し屋がバッタバッタと数百人。さすがにやり過ぎ感いっぱいだが、私が見た映画の中で最高のバタバタ数を誇って大満足!!!

でも、私、頑固一徹男でないから邦画も見ることがある。
むかし昔のそのまたズ-ト昔から全て見ているには吉永小百合さんの映画とゴジラの映画。ほかに世間の話題についていくために、評判になった映画は見にいくことにしている。

昨年見た邦画は「中島みゆき劇場版 第11弾」アニメの「ワンピース フイルム  レッド」「シン・仮面ライダー」アニメの「君たちはどう生きるか」吉永さゆりさんの「こんにちは母さん」「ゴジラ-1.0」の6本。

なんと、今年は私の大大好きな映画のN1とN2の「吉永さゆりさん」と「ゴジラ」の両方が見られるなんて!!!
凄さいっぱい素敵さいっぱい嬉しさいっぱい。映画の当たり年で大満足の映画1年でした。

それに「君たちはどう生きるか」はアカデミー賞の長編アニメーション賞、「ゴジラ-1.0」はアカデミー賞の「視覚効果賞」。
私はドンパチ映画専科だけど、良い映画を見る目も持っているに違いない。エッヘン&エッヘン!!!

ここだけの話だけど、「ゴジラ-1.0」は2回見て、アカデミー賞を取ってからもお祝いで1回見ている。
凄いんですね。たった35人のスタッフでVFXを駆使して、ほかの映画は数百億円の予算をかけているのに、22億円の予算で完成したんだって・・・。

わがニッッポン国のGDPは世界で4位に落ちぶれたが、「ゴジラ-1.0」で大喝采。捨てたもんじゃないんです、わがニッポン国は、ハイ・

吉永さゆりさんの「こんにちは母さん」については、このプログの昨年の10月1日号の「お母さんって凄い」に
「君たちはどう生きるか」については、このプログの昨年の7月15日の「暑いでなくて熱い」に記事を掲載しておりますので、お読みいただければ幸いでです。