梅雨が終わったばかりなのに、気温は真夏模様。当初、コロナは夏にはおさまり、秋に第2波が来るはずだったのに、今や「もう第2波襲来」とまで言われるようになって、一向におさまる気配がありません。
コロナが武漢で発生して1月23日にロックダウン。3月になると外出禁止令がイタリヤに9日、スペインに14日、ドイツとフランスに16日、イギリスに23日、インドに25日と次々に出され、アメリカも13日に非常事態宣言を発令されました。それなのに、わがニッポン国は遅れに遅れ、ようやく緊急事態宣言が4月7日に発令。
わが国の賢明なソーリが、他国に比べて超密接な関係にある中国に発生したコロナなのに「対岸の火事」的風情でノホホンとしていたなんて信じられないけれど、ホント言えば、夏にはオリンピックを開催するようになっているでしょ。ここで「緊急事態宣言」など出せば、世界のオエライさんから「もう東京オリンピック、ダメ」と烙印をおされるのを恐れたんですね。
7年前、東京オリンピック誘致が決定した時「汚染水による影響は福島第一原発の港湾内で完全にブロックされている。健康問題は今もこれからも全く問題ないことを約束する」と大見得をきった天下のソーリですから、いくらコロナの危険が迫っていても「ニッポン国は緊急事態宣言を出さなくても大丈夫。オリンピックは出来ます」と、自信満々風をよそわざるを得なかったんですね。お可哀そうデス。
かくして、IOCが3月24日の東京オリンピックの延期を発表。賢明なるソ-リは「オリンピックの延期を決めたのは、私でなくIOC」と、待ってましたとばかり緊急事態宣言を4月7日に発令することが出来ました。ヤレヤレと思ったのでしょうけれど、時すでに遅しであとの祭り。もうコロナ全盛期!!!
オリンピックのために、緊急事態宣言が送れるなんて・・・ニッポン国民の命より、オリンピックが大事だなんて・・・賢明なソーリが考える訳ないですよね。ハイ。
かくして、諸外国より1か月ほど緊急事態宣言を出すのが遅れて、これが初動態勢の遅れにつながり、感染者が減っている国が多くなってるのに、わがニッポン国は増える一方・・・。
わがニポン国には「備えあれば患いなし」ということわざがあるでしょ。2月7日にクルーズ船が入港してコロナが発生、世界に先駆けコロナの恐ろしさをイヤというほど経験させられたんですから、これを参考にさっさと、対策を講じれば良かったのに・・・。
中国が発生源だから遠慮することなく、2月の時点で中国からの入国禁止令を出してコロナの侵入を防ぐと共に、対策費として108兆円も用意出来るんですから、次のような対策を講じることも出来たのに・・・。
わが国のPCR検査装置メーカーに増産を依頼して買い上げると共に、金にモノを言わせて世界からもPCR検査装置を買い付け、東京のみならず全国にこれを配布し、・・・ウン、アベノマスクをばらまいたように・・・いつでもどこでも検査を受けられる体制をととのえさせて、検査料と罹災者隔離用のホテル代は政府が負担すると、賢明なソーリが太っ腹を見せるたら・・・ホント、ソーリの株が上がったのに、残念無念口惜しや!!!
ニッポン国中で片っ端から検査をしてヤバイ人を隔離すれば、人は心配なく街を自由に闊歩して街も活気づいて・・・と、思うんだけれど、これって真夏の夜の夢?
ウーン、2月にクルーズ船にコロナが発生した時に「備えあれば患いなし」と、コロナ対策をスタートさせておれば、今のようなシチャカメチャカ事態は避けられたのかもしれないのに・・・。