6月8日のNHKTVの「SONGS」は『究極! ラブソング特集』。
私、非アルコール依存症だから、ビールは苦くってせんじ薬みたいだし、日本酒はムットして腐ったお湯みたいだし、ウイスキーは唐辛子入りの水みたいだし、ビールのコマーシャル「喉ごしすっきり・・・」など聞いても、まったく言語明瞭意味不明、チンプンカンのプン。
酒飲人に「喉ごしすっきりとはどういう味?」と聞いても、みんな「それは、飲んだ時の感じで・・・」とかなんとか訳の分からぬことを言う。どうも、酒飲人はコマーシャルにのせられて、訳も分からず飲んでいるみたいである。ホント、気がしれない。
だから、アンチ酒飲人の私は、甘いのが大好き・・・と、云う訳でどうやら身も心も甘く出来てしまったらしく、甘ったるいラブソングが大好き。
番組に出演したのは、私の贔屓筋の高橋真梨子の「for you」でしょ、一青窈の「ハナミズキ」でしょ、プリンセスプリンセスの「Diamonds」でしょ、ドリカムの「未来予想図Ⅱ」でしょ。kiroroの「未来へ」でしょ、松任谷由美の「守ってあげたい」でしょ。ダーイ好きなミュージシャンがいっぱい。
この番組は結婚式シーズンの6月にちなんで「永遠の愛を誓う二人へ贈る究極のラブソング特集」。
ウーン、でもいくら永遠の愛を誓った二人といえども、まったく違う世界に住んでいた二人が一緒になったのだから、きっとアアでもないけれどコウでもないことが起きて「あばたもえくぼ」時代から「えくぼもあばた」時代に退化してしまうかもしれぬ。そしてアメリカのジョークにあるように
「俺は女運が悪くってねえ、いまだに結婚できないんだ」
「いや、お前は運がいいよ」
なんて事にならないようにしたいものである。まして、
女性患者が医者に訴えた。
「私、毎晩のように悪夢を見るんです」
「どんな夢です?」
「結婚する夢です」
「結婚?そんなに悪い夢ではありませんよ」
「でも、相手が毎回いまの亭主なんですよ」
などと言われないように、そして私の大好きな竹内まりやの「人生の扉」の歌詞にあるように、
君のデニムの青が 褪せてゆくほど 味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ
と、結婚はゴールではなくスタートだと心を定め、ひとつひとつ人生の扉を開け、年を重ねていけたらいいなと思う。
そう、人生にリセットボタンがある訳ではないのですから・・・。