梅雨真っ盛り。それなのに気分も夏真っ盛り。
盆と正月が一緒に来るのであれば、こんなに嬉しいことはないけれど、梅雨と夏が一緒に来るなんて、そんなバーカなことってある?って感じである。
私は、梅雨は雨が降るからキライ! 夏は暑いからキライ!! 冬は寒いからキライ!!! 好きなのは春と秋だけである。
ああ、それなのに、夏はギラギラとメチャ熱い上にながーく、冬もキンキンとメチャ冷たい上にながーくなって、春と秋はアットいう間に終わってしまう。まるで、春と秋は邪魔者扱いである。
今や、街は梅雨なのに、夏真っ盛り気分に溢れたピチピチプリンの女性がスッポンポンで街を闊歩しているけれど、その内,メチャメチャメチャ暑くなると、アメリカのミステリー作家ロス・H・スペンサーが「俺に恋した女スパイ」の中で
「それはぜんぜんなにも着てないのと、ほとんどなにも着てないのと中間ぐらいだな」と書いたような風景が見られるようになるかもしれぬ。
それはそれでステキなことだけれど、私、いい加減年寄りで、なおかつ知性と教養を身につけているので、そうジロジロと、燃える眼差しで見る訳には行かない。
エ? 何? 「いい加減年寄は納得するけれど、知性と教養は痴性と狂養の間違いじゃないの?」
とんでもない、本人が言っているのだから、間違える訳がない。シミジミと、冷静な眼差しで見るだけである。
「それって、ジロジロ見るのと、どう違うの?」
ホントにもう、我がニッポン国のおエライ政治家のように、枝葉末節なことを糾弾するのは品位が落ちるから止めたらいいと思います。ハイ。
ところで、昔は梅雨といえばシトシト雨が定番だったけれど、時代は移り、今や梅雨といえばドカ雨。
もう、俵万智が詠んだようなフンワリホンワカ梅雨は、望めないのかもしれぬ。残念!!!
梅雨寒や抱かれ心地のシャツ借りてしばし続きを読むミステリー