朝日新聞の5月28日の「be on saturday 」の「フロントランナー」に、小泉今日子が2頁にわたって取り上げられていたので、すっごくビックリニッコリ。
この「フロントランナー」は、いろいろな業界の先頭をきって活躍する人・・・それもあまり馴染みのない人・・・を取り上げ、その人となりを紹介するコーナーだけれど、今迄はどちらかと云えばカタイ人ばかりだったでしょ、それが小泉今日子だなんて・・・。
小泉今日子のファンである私、すっかり嬉しくなってしみじみ読ませてもらったけれど、キョンキョンと呼ばれていたキュートなアイドル歌手の彼女、なんと今年50歳。
彼女は、歌手であり俳優でもあり文筆家でもあるけれど・・・ウーン、最近歌手はタナ上げ、文筆家の方で話題多いみたい・・・今回、制作者として舞台「日の本一の大悪党」に出演するばかりか、演出とプロデュースもするということで、取り上げたらしい。
私が彼女のファンになったのは、18年ほど前に映画「怪盗ルビー」を見に行った時である。
この映画は、作家ヘンリー・スレッサーのミステリー「怪盗ルビー・マーチスン」を映画化したものだったし、監督はイラストレ-ターの和田誠。私は彼のイラストも大好きなので、どんな映画を作ったのかと興味津々で見に行った次第である。
勿論、期待どおり、斬新なカット割りの画面でお洒落に仕上がっていて、胸をときめかしながら見たけれど、もっと驚いたのは主演の小泉今日子。小泉今日子に目をつけた和田誠もエライけれど、なんとこの年のブルーリボン賞を取ってしまった。
彼女が主演とは知っていたけれど、ヒット曲「なんたってアイドル」のキョンキョンと思っていたでしょ、それがスッゴーイ。キョンキョンではないんデス。
彼女が怪盗ルビーを演じ、その仲間に真田広之。コメデイ映画となっていて、この二人のやりとりも楽しかったけれど、彼女のありのままな演技が素敵にサマになっていて・・・以来彼女のファンとなってしまいました。
アイドルなんてとんでもない、歌はともかく素敵な俳優になると思っていたとおり、以来映画やドラマに出演し、2001年には「風花」で日本アカデミー賞主演女優賞を取り、4年前に中山貴一と共演したドラマ「最後から二番目の恋」では、毎回お洒落な服をまとって登場して素敵いっぱい。
鎌倉や東京を舞台に軽妙洒脱なドラマとなっていて、日本のドラマなどあまり見たことのない私が、毎週胸を弾ませてイソイソと見た次第だけれど、ウーン、こんな大人の恋のドラマ、最近見られないのが残念デス。
彼女の歌で一番好きなのは「丘を越えて」。スローバラードのシンプルでホンワカした曲。「ホンワカ憧れ症候群」にかかっている私にピッタリ。作詞が小泉今日子と聞いてウン納得。いかにも彼女らしい素敵な歌詞になっていました。
丘を越えて(抜粋)
丘を越えて 会いに行こう
大好きな あの人に
丘を越えて 会いに行こう
スキップして 唄いながら
今でも愛しているよって 手紙をくれた
ずいぶん 遠まわりしたけれど 勇気を出して
ウーン、私も丘を越えて会いに行きたいなァ・・・。誰か手紙をくれないかなァ。