何故?

安倍元総理の国葬をめぐってテンヤワンヤ!!!
当初、政治的テロにより殺されたと思い、国中に悲しみの心が満ち溢れ、民主主義に対する挑戦と報じられたものである。

ところが、どうも犯人は「旧統一教会にひどい目にあわされ、家族が崩壊した」という恨みで、安倍元総理を銃撃したとのことである。
なんと、テロでなく怨恨!!!
旧統一教会に対する恨みが、三段飛びどころか十段飛びに安倍元総理まで・・・すっごく異常なことだが、安倍元総理の旧統一教会とのかかわりが報じられてくると、十段飛びをさせた原因は安倍元総理にもあるじゃないかという空気が流れてしまった。

その結果、テロであれば全国民が哀悼する国葬となるはずが、忘れかけた安倍元総理のアレコレも思い出され「国葬なんて???」となってしまった。
「安倍元総理の死」自体は、その理由を問わず悔やまれることだから「国葬」という形にとらわれず、すべての人が「その死を悼む」ような葬儀にしたら、国を二分するようなみっともない騒ぎを、世界にさらすこともなかったであろう。

この事件で、政治家のオエライさん達の旧統一教会とのかかわりがバレて、皆さん一斉に「そんな団体とは知らず祝電や出席をしました」なんて、シラーとした顔で云っているが、これも「???」である。

私、今までいろいろな団体の式典に出たことがあるが、そこで披露される政治家のオエライさんの祝電は、
「式典の開催をお喜び申し上げます。今後のご発展をお祈り申しげます」なんていう単純なものでなく、その団体と式典の内容について、熟知していなければ書けないようなほれぼれするような内容の祝電である。多くの祝電の中で、一番長いのは、もちろん政治家のオエライさん達の電文。

私などの凡人は「国会議員から祝電が来るなんてスゲー団体なんだ!!」と感心するし、祝電とか出席したオエライさんは「これだけ称えたのだから、選挙の時は投票してくれるに違いない」と、呼んだ方も呼ばれた方も一挙両得、出席すれば一挙十得でホクホクするような仕掛けになっている。

でも、旧統一教会が政治家を応援するのは、当たり前のことである。多くの宗教団体や労働組合をはじめいろいろな団体・企業も贔屓の政治家を応援しているのが現実である。

私などは、60年前、入社してすぐ市長選挙が行われ、会社が応援する候補者のため、会社で「青年行動隊」が結成され選挙事務所に派遣されたことがある。
嬉しいことに法外な交通費をもらい、車を1台あてがわれやった仕事はビラ配布。事務所では飲み放題&食べ放題。選挙が終わって当選すると、ご褒美に当時開催されていた「大阪万博」に行かせてもらったという、すっごくおいしい経験をさせてもらった。
その時、選挙事務所にいたものだから、選挙のウラのアレコレを知り、私は若くして「選挙は政策ではなくて利害関係で決まる」と思い込んでいる。

応援するのは、私の会社の社長のように、候補者にホレこんで純真に応援するケースもあるかもしれぬ。自分の考えと同じ考えの政治家であれば、応援したくなるのも当然のことである。政治家を応援すること自体は、別にやましいことではない。

ただ、旧統一教会は霊感商法をやったということで責められているが、政治家の皆さんは「霊感商法」は知っているけれど、もう30年前のことだし、今はやっていないのだからもう時効でしょ。・・・という理由で応援して貰ったに違いない。なにしろ、選挙に落ちれば「タダの人」になるんだから、なりふりかまわずやる。この落差ってスゴイ!!!

旧統一教会の巨額献金は、弁護士による相談所が設けられていたことから、すでに周知の事実となっていたらしい。もし、メディアが従前からこのことを報じていたら、犯人の母親の献金も止められ、安倍元総理も死なずにすんだかもしれぬ。

メディアが、この事実を報じなかったのは、何故?

事件の発端となった肝心かなめの宗教団体の名前を、メディアは「特定の宗教団体」とだけ報じ、待ちきれずに3日後にスッパ抜いたのは、なんとウェブマガジンの「現代ビジネス」や写真週刊誌「Smart FLASH」など、出版系サイトである。

3日間もメディアが沈黙していのたは、何故? 
そして、その理由を明らかにしないのは、何故?

本件に関して、何か不気味なものを感じている。

※ 7月15日のプログ「想定外です、ハイ」も読んで頂けたら幸甚です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)