私の趣味は映画鑑賞。そして好きな映画はドンパチ映画。わがヒ-ローがドンドンパチパチ弾を撃って撃ちまくり、敵はバタバタ倒れるが、わがヒーロには当たらないという「すかっと爽やかドンパチ映画」である。
「弾が当たらないなんておかしい」と、考えるかもしれないが、ちっともおかしくない。映画が始まって30分もしない内にわがヒーローに弾が当たり、これで映画はおしまいとなったら、1800円也の料金を払って入場した人に失礼であろう。
それに、何十人の敵がバタバタ倒れるが、なにしろヨロヨロとよろめいてスクリーンの外で倒れるから、死体が累々ということもないし、血がドバーと流れるシーンもないことになっている。ドンパチ映画なのに残酷シーン皆無で清潔感溢れた映画である。
最近は、ドンパチ映画が少なくなって、恋とか愛の映画が溢れているが、自分のことならともかく、他人のホレたとかハレたとかいう映画なんて見たってしょうがない。
深刻な人生を描いた映画なんて、ただでさえ深刻な人生を生きているのに、わざわざ映画まで見ることもなかろう。夏はホラー映画というけれど、ホラー映画はホラ映画。
今年、私が見たドンパチ映画は「キングスマン ファースト・エージェント」・「シルクロード com 史上最大の闇サイト」・「355」・「アンビュアランス」の4本。
どんな映画だったのかは、まったく覚えていない。わがヒーローに絶対に弾が当たらないというご都合主義で出来ているので、ドンパチシーンさえ良ければストーリーなどはどうでもいいのである。だから「スカッと忘れるドンパチ映画」でもある。
話題になる映画は見ることにしているので「トップガン マーヴェリック」・「ウエスト・サイド・ストーリー」の2本。
「トップガン」は1986年に上映された前作を見ているので行ったが、懐かしのメロデイとあいまって、前作を上廻る凄い出来栄え! 飛行シーンは実写らしいけれどスゲーの一言。
でも、トム・クルーズって、前作からまったく歳をとっているように見えないのはなぜ???
「ウエスト・サイド・ストーリー」は、1961年の前作のダンスの場面が素晴らしく「これが本場のダンス!」と羨望の溜息をついた経験があるので、今回も「あのダンスシーンをもう一度」と見に行った次第である。
でも、ストーリイは同じだし、ダンスシーンは前回のシーンの印象が強いので、二番煎じの感があったのは残念。
私、何故かゴジラとウルトラマンとガンダムが大好きだから、「シン・ウルトラマン」と「機動戦士ガンダム ククルスドアンの島」は無論見に行った。
と、云うことで「シン・ゴジラ」の庵野秀明さんが企画する待望の映画「シン・ウルトラマン」。
テレビ時代のウルトラマンしか知らないので、大大進歩をとげたシン・ウルトラマンは、ピッカピッカで素敵でした。
ウルトラマンが両手を合わせ「シュワー」と光線銃を発射すると、怪獣が「ギャー」と叫んでふんぞり返えりバタンのシーンが大好き。
ガンダムと敵の得体の知れない奇妙なロボットとの戦いを期待して行ったら、今回は趣向が変わって可愛い子供達がいっぱい。チョッピリ残念だけど、子供たち、可愛かったなァ。
わが街北九州市には「昭和館」という2本立てで上映する名画座がある。
ここで、参議院選挙の最中に上映された「総理の夫」と「決戦日は日曜日」を、ロシアの侵略が始まった時に、実話のスパイ映画「クーリエ 最高機密の運び屋」と「マーヴェリックの秘密」を見た。
ウン、タイミングの良い上映に拍手。
見た映画の最後の真打は「中島みゆき 劇場版 ライブ・ヒストーリー2007~2016 歌旅~縁会~一会」
もう、これは2月1日のプログ「素敵にシンプル」に書いていますので、ご覧ください。