今年になってみた映画は8本。
洋画は「96時間 レクイエム」「スパイ・レジェンド」「ワイルドカード」「アニー」「アメリカン・スナイパー」「イミテーション・ゲーム」
邦画は「中島みゆき 縁会2012~3 劇場版」「風に立つライオン」
例によって、洋画は「アニー」を除くと、私が愛好する撃って撃って撃ちまくるスカッと爽やかドンパチ映画。
ストーリイは、要するに96時間で悪をやっつける話とか、スパイが相手をやっつける話とか、ワイルドにワルをやっつける話とか、アメリカのスナイパーが敵をやっつける話とか、なんとかゲームでやっつける話で・・・。
エ? 何? 「それって、ストーリイじゃなくって、映画のタイトルを読んでいるだけでしょ。そう八さん、ストーリイは忘れているんじゃない?」って・・・。
フン、失礼だよ、まったく。単に要約して書いただけで、詳しく説明すれば、ドンドンパチパチ・ハラハラドキドキ波乱万丈を繰り返すけれど、我が主人公は何故か無事に乗り切って、まずはめでたしめでたしというストーリイです。
「エッ、それってストーリイがドンパチなの?」
そう、ここだけの内緒の話だけれど、ドンパチ映画は弾に当たってもガバッと血など吹き出さないし、死体累々などというシーンもないし、画面はいつも清潔感いっぱい。だから、スカッと爽やか気分で映画館を後にするでしょ。ドンパチシーン優先に出来ているから、ストーリなど二の次。ウン、これぞスカッと忘れるドンパチ映画。
だってね、スカッと忘れなければ、あれだけ死んだら棺桶は足りるだろかとか、女房子供はいるのだろうかとか、保険をかけていただろうとか、いろいろ悩まなければならないでしょ。
そうなると、大変だからスカッと忘れるドンパチ映画。
洋画に比べると、中島みゆきのコンサート劇場版は中身がいっぱいで、大大大満足。
大スクーリンで5.1chサラウンドでしょ。みゆきさんがド・アップでうつり、四方八方から大音響で音が溢れて、まるでホールの最前列にいるような気分。
うん、入場料2500円也だったけれど、九州の片隅にいて、ホールの臨場感が感じられるって、スゴーーイ!!!
全部で20曲演奏されて、サービス満点のお馴染みの名曲ばかりだったけれど、「時代」に続いて歌ったのが「倒木の敗者復活戦」
この「倒木の敗者復活戦」を歌った時、彼女はマイクスタンドのポールを両手で固く握り、強く訴えるようにして歌ったのが凄く印象的で、いいかげん年寄りで感性の薄れつつある私でさえ心を動かされてしまった。
この歌は「時代」と同じように、東北大震災で被害を被った方々に対する彼女の想いを感じた次第である。
彼女のステージ衣装は、いつもシンプルでお洒落だけれど、私が好きなのはアンコールで歌う時のジーパン姿。
すっごく可愛くって素敵!!!
倒木の敗者復活戦 中島みゆき
打ちのめされたら 打ちひしがれたら
値打ちはそこで止りだろうか
踏み倒されたら 踏みにじられたら
答えはそこで止りだろうか
光へ翔び去る翼の羽音を 地べたで聞きながら
望みの糸は切れても 救いの糸は切れない
泣き慣れた者は強かろう 敗者復活戦
あざ嗤え英雄よ 嗤うな傷ある者よ
傷から芽を出せ 倒木の復活戦