春に恋して夏に燃え秋に失恋するというように、秋は失恋がお似合いの季節。
だけど、恋を失ったというのは、恋をしたってことだから、それはそれで素敵なことである。
誰かを嫌いになるってことは、心を貧しくするだけだけれど、誰かを好きになるってことは、心を豊かにすることだから、ほんの一瞬の恋だったにしても、その時は
「幸せ!!!」
だから、
観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生 栗木京子
の歌のように、遥かなる恋であっても
美しき誤算のひとつわれのみが昂ぶりて逢いし重ねしことも 岸上大作
の歌のように、燃える恋であっても
その恋が終わりを告げた時に、心にしまってあるパソコンの上では「削除」されずに、密かに「名前をつけて保存」することになっているに違いありません。
そして、狩人の『あずさ2号』の歌のように・・・・
明日私は旅に出ます
あなたの知らないひとと二人で
いつかあなたの行くはずだった
春まだ浅い信濃路へ
行く先々で想い出すのは
あなたのことだとわかっています
そのさびしさがきっと私を
変えてくれると思いたいのです
エッツ、横に座っている彼女、そんな想い出にひたっているの?
ウーン、女性って怖い!!!。