6月は、ジューンブライド。6月に結婚する花嫁は幸せになると言われているけれど、6月は雨の季節。
ハレの結婚式がアメとかクモリだと「イヤーダ!!!」という訳で、結婚生活の守護神ジュピターも我がニッポン国では敬遠気味。
結婚するってことは、長い時間をかけてイチャイチャした結果・・・ウーン、これってHな言い方かも・・・このプログはヒンのあるプログだから言い換えることにしてと・・・エーット、長い時間をかけ相手を確かめあって結婚するとっていうのが、正しい結婚のあり方と云われているけれど、直感的に一目惚ぼれして結婚するってこともある。
朝日新聞に掲載されていたけれど、富山大学大学院小野武年特任教授によれば、直感的に好きになるのは、大脳辺縁系という脳の奥にある「扁桃体」という原始的・動物的な脳が働くというこらしい。
私は・・・ン? 訂正、男というものは、美人であれば見境もなくむやみと惚れるという性向があるけれど、美人にもいろいろあって、色っぽい美人、エロっぽい美人、知的美人、痴的美人、素直美人、可憐美人、ボイン美人、ピチピチプリン美人、素足美人、襟足美人、唇ボッチャリ美人、目元パッチリ美人、鼻筋すっきり美人、見返り美人、可愛い美人、不美人寸前の美人、雰囲気美人、どうでもいい美人・・・ウーン、いい加減に書き疲れたのでこの位にしてと・・・美人のタネはつきない。
ところが、この脳は一目見ただけで、過去の体験や数え切れないほどの美人情報と照合し、迷うことなく出会ったものが自分に有利か不利かを「好き」「嫌い」という形で瞬間的に判断することが出来るらしい。
生きるか死ぬかの生存競争をしている動物が、相手を見て、直感的に安全とか危険とか瞬間的に判断すると同じような脳の働きを、ヒトも受け継いでいるということである。
コンピューターにも負けず劣らず、このカンピューターは凄い!!!
だから、「私、あの人に一目ぼれ!!!」などと云ったら
「大丈夫? 何故あの人なの? あの人のこと分かっているの?」と云われて答えに窮しても、何も心配することはないんである。
あの人のことは、ナーンにも分かっていないけれど、種の本能による選択ほど間違いないのである。
むしろ「あばたもえくぼ」的なうるわしき誤解による愛よりも、この本能的な直感で愛を感じた方が、愛の強度は強いのかもしれない。
結婚したら「あばたもえくぼ」が、「えくぼもあばた」となって
「トホホホ・・・」となる可能性だって有るかもしれぬ。
山崎 方代の
一度だけ本当の恋がありまして南天の実が知っております
という歌のように、誰も分かってくれないけれど、南天の実だけが知っている。それだけでいい、それが一目惚れの恋なのかもしれないのである。
※山崎方代――1914年~1985年。山梨県生まれ。歌集「万代」など。