朝夕は少し涼しくなったけれど、日中はいまだに30度以上を維持して夏模様。とても秋気分にはなれそうもない。
どうも、私たちの住む星は壊れかけ始めているらしい。だから、夏はギラギラと太陽が燃え冬はドカドカと雪が降り梅雨にはバシャバシャと雨が降り台風はドカドカと来襲する。
これって、異常気象という人がいるけれど、それは大間違いのコンコンチキであろう。これは、壊れかけたこの星にあっては、当然の現象である。
夏はキラキラと太陽が輝き冬はシンシンと雪が降り梅雨はシトシトと雨が降り台風はトキドキ来襲したというのは、古き良き時代の話である。
はるか宇宙の彼方のチチンプイプイ星人が、
「地球という星に生息するヒト科の生物って、なんたるアホ!!!」と嘆いていたように、これって自業自得だから仕方がないことであろう。
という訳で、夏と冬が長くなり、春と秋はこみやられてしまったらしく、わが愛する秋はなかなかやってこない。
夏のようにスッポンポンのささやかな服を着た女性はいなくなるけれど、ピチピチプリンを誇示したセーターを着て、颯爽と街を闊歩する女性は健在だし、ピチピチプリンのスポーツウエアーを来て、テニスコートやグランドを飛び回る女性を見ていると、
「ウーン、秋って素敵!!!」と、なってしまう。
だけど、なんたって枯葉散る秋でもある。ハラハラと散る枯葉を見てハラハラと涙する人もいるに違いない。
残念ながら、賞味期限の切れた私にとっては関係のないことだけど、ピチピチプリンの君でも、春に恋して夏に燃え秋に失恋する・・・というドッキリ現象が起こるかもしれないのである。
ウン、そう考えれば、秋は来ない方がいいかも・・・。
真青なる太陽昇れ秋という季節に君を失う予感 ― 俵 万智 ―