お正月。1月1日という日は、12月31日の次の日で1月2日の前の日。屁理屈的に云うと前日や翌日とちっとも変わらないはずだけど、目覚めると、なにやら清々しく感じられて、まずは
明けましておめでとうございます
そして、新聞を広げてまず見るところは「ジャンボ宝くじ」の当選番号。
私などは、金3000円也を払って宝くじを買うと、途端に3億円当った気になる。女房には内緒だが、私だけ一人で、まず豪華客船に乗って世界一周の旅に出かける。
そして行く先々の国の美人にモテてモテてモテまくり ‥‥ ン? 何? お前がモテる訳ないだろうって? とんでもない。顔が悪くても金さえあればモテる。これって、万国共通の法則。
そこで、その美人達とラブラブ気分になり、当然のことながら、ああしてこうしてああなって、まずはめでたし目出度しと、桃色気分で帰国する。
帰国したら、残ったお金を貯金するなんてケチなことはやらない。日本国の景気回復のために、金3000円也を残して次の宝くじの発売日まで、手当たり次第に買って買って買いまくり3億円を使い切る。
私は、かかる高尚な行為を毎年エンドレスに繰り返しているので、ホント、3億円当たっても、やることがなくて途方にくれるのでないかと心配である。
宝くじを買うということは、夢を買うということである。実現出来そうもないから夢というのであって、実現の可能性があるものは夢ではない。目標である。
だから、宝くじは夢だから当選しなくても、
「ヤッパ、ハズレ。今度こそ絶対当選しよう!!!」と、夢には終わりがないから、次に託してアッケラカンと終わる。
でも、これが宝くじで当選するのが目標となると大変である。目標となれば、まなじりを決してでも達成しなければならぬ。だから当選しなかったら、お正月というのにヤケ酒を飲み、挫折感やら絶望感など織り込んで、大いに落ち込まなければならない。
ウーン 宝くじが夢で良かった!!!
でも、夢を持つのは大切なことではあるが、夢だけでは人は生きていけない。反対に、夢も持たず目標に追われるばかりの人生も切なくやるせない。、
だから、せめてポケットいっぱいに夢を、そして、両手いっぱいに目標を持って‥‥ エ? 夢はいっぱい持てるけど、目標はいっぱい持てないだって‥‥ウーン そうか。それでは、持てるだけでいいから持って、今年も元気にやっていきましょう。