私、映画大好き人間なので、毎月2本は見ているけれど、今年見た映画は、コロナのお陰でなんと2本だけ。韓国映画「パラサイト」と戦争映画「命をかけた伝令」だけです。
私の好きな映画は、弾をドンドンパチパチ打ち合って、敵はバッタバッタと倒れるけれど、我がヒーローには何故か絶対弾が当たらないというドンパチ映画が大好き。
ところが「パラサイト」は、ドンパチとは関係なく、半地下に住む人たちがインチキしてエラクなるストーリィでしょ。何故、私の趣旨に反する映画を見に行ったかというと、この映画アカデミィー賞をとった映画なんですね。
私、ミイハア。行かざるを得ないという訳で行ったのだけれど、私の趣味に合わずガッカリ。恥ずかしながら、これがどうしてアカデミー賞を取ったのかチンプンカンプン。
かくして、もう11月になるというのに、見に行った映画がたった2本という飢餓状態になっている時に、先月、NHK-BSで「映画音楽は素晴らしい~映画史に輝くメロディーをスクーリン&生演奏&歌声で~」という番組が放映されました。
NHKってスゴイですね。全国の映画に飢えているファンに対する素敵なプレゼント!!!
「映画史に輝く珠玉のメロディーを名シーンとともに、豪華歌手の歌声と極上の生演奏でお届けするスクリーンコンサート! 大スクリーンに映し出された名画のシーンをバックに、映画音楽の名曲を12組のアーティストがお届けします」というキャッチフレーズで27曲の映画音楽が流れて、すっごく素敵気分になりました。
ほとんど私が見た映画ばかりだったけれど、出演した12組のアーティストの中に、私の大&大好きな平原綾香と薬師丸ひろ子が出演。
平原綾香は「天使のラブソング」の主題歌「JOYFUR.JOYFUL」などを熱唱。薬師丸ひろ子は、モチ「セーラー服と機関銃」を歌い、放心状態で「快感!」と叫んで機関銃をブッ放すシーンも出てきて、私,いたく興奮&感動&感激!!!
なんたって、私がドンパチ映画にドップリはまってしまったのは、あの「快感!」の放心シーンを見てからである。ここだけの内緒の話だけれど、映画でドンドンパチパチ撃ち合いが始まると、私がブッ放している訳ではないけれど、彼女が感じたように「快感!」を感じるようになっているのである。
番組の中で彼女との対談があり、司会者が「あの快感!のセリフは、台本に書いてありましたか」と聞いたら「台本にありました。忘れたら大変だと思い、一生懸命に言った記憶があります」との答えがあったけれど、あの「快感!」シーンが演技ということならば、18歳にして名優・・・惚れ惚れデス。
演歌歌手の島津亜矢も出演していたので「あれ?」って思ったけれど、なんと映画「ボディガード」の主題歌「オールウェイズ・ラヴ・ユー」を着物姿で英語で歌ったんですね、これがスゴイ!!! あのホイットニー・ヒューストンが歌った「オールウェイズ・ラヴ・ユー」を高音も難なく歌いこなし、私、口をアングリ。
以前に彼女が、紅白歌合戦で中島みゆきの「時代」を歌ったのを見て、演歌歌手はにもったいない・・・演歌ファンの皆さんごめんなさい・・・と思ったけれど、横文字の歌も、それも難しい歌もうたいこなせるなんて、目からウロコ!!!
演歌は、門外漢だからよく知らないけれど、むかし昔その昔、私の好きな忌野清志郎に、細野晴臣と坂本冬美が加わり、彼女がセーラー服になって3人で歌うシーンがTVで放映されたんですね。生粋の演歌歌手と思っていた坂本冬美が、畑違いの忌野清志郎・細野晴臣とコラボして、それがすっごくハマっていたなんて・・・私、絶句。演歌歌手にはもったいないと思った最初の歌手です。今度、それに島津亜矢もプラスすることにしました。
忘れっぽいのが取り柄の私だけれど、ウン10年前の映画の主題歌を聞くとたちまちそのシーンが出てくるなんて、なんたる不思議。魔法にかかったみたい。