12月31日の「ゴーン」という108番目の除夜の鐘で、2007年もハッピイにオープン!!!
除夜の鐘を聞いて、108の煩悩を取り除いてもらい、清らかな心で新年を迎える。
そして、まずは
あけましておめでとうございます
と、云っても、人生にまだまだ先があった頃とは違い、人生のENDマークに向かってカウントダウンが始まっている私にとっては、小林一茶が詠った
「目出度くも中位なり おらが春」の方がよく似合う。
でも、1月1日といっても、物理的には昨日と同じフツーの日なのに、お正月って不思議な日である。
除夜の鐘を聞くと、108の煩悩が何故かdeleteキイを叩くようにパット消えるし、
初日の出を拝むと、何故か「バンザイ」を絶叫したくなるし、
いつもはジーンズなのに、何故かおしとやかになって初詣には着物を着て、彼の目をトローンとさせるし、
ケチな親が、何故か大枚のお年玉をはずむし、
ホント、こんな不可解なことが起きるのは、あれもこれも、みんなお正月だからである。
「物は考えよう」という諺があるけれど、人間って動物は気分次第、考え方次第で、どうにでもなる動物であるにちがいない。
朝日新聞が昨年末にbeモニターにアンケートをして、2612人から回答を得た結果が新聞に掲載されていたが、来年はいい年になると答えた人が、なんと5割もいたそうである。
しかし、beモニターの人達は、
「設備投資がアアなって、貿易黒字がコウなり、その他モロモロの指標はコッチを指しているので、来年の経済成長率はキンキラキンとなる」なんて、もっともらしいことを考えて、来年はいい年になると答えた人はいないであろう。
多分、
「いつもニガ虫をつぶしたような顔をしている社長が、ニコニコしているから」とか
「イブの夜、身も心も、ときめいたから」とか
「勉強お留守の我が子が、塾に行くと言い出したから」とかいう理由で、来年はいい年になるかも、と思ったのに違いないのである。
しかし、そうは云っても「物は考えよう」だから
「従業員の給料を上げたら儲けが減り、イザという時に困るので、従業員は生かさず殺さずの精神でいこうと、社長は考えているに違いない」とか
「イブの夜、あれって、ひよっとしたら最初で最後?」とか
「私たち親のこと考えたら、塾に行ったって成績上がる訳ないわよね」とか、考えてはいけない。
「物は考えよう」だけれど、いいことは素直に受け止めて、失敗やいやな事が起きた時はプラス思考で切り抜けて「森そーはち」さんのホームページでも開き、夢のある1年にしようではありませんか。
何故って、このコラム「夢旅人」なんですから・・・。
では、今年もよろしくお願いします。
※ このホムページの「不動産コンサルタント」の「業務案内 ・ ご挨拶」のページの末尾に、私の今年の年賀状を載せていますので、是非読んでください。