やっと、我がニッポン国のオエライさんのトップたるソーリ大臣が代わった。
その新しいソーリを決めた日、私はなんと11時からソーリが決選投票で決まる迄、エンエンとTV中継を見続けたのである。
こんなに長ーーーーくTVを見続けたのには訳がある。
代表選と言ったって、どうせ同じ穴のむじな・・・ン? 訂正、同じ党の人だから、言ういうことは、多少の差こそあれ同じに決まっている。
だけど、浮動票が多いと聞いていたので、決まるのはそのスピーチの結果だと思っていたのである。
アメリカのオエライさんのトップたるオバマさんのスピーチを聞くと、私は英語がコレッポッチも分からないのに、ホレボレする。
だから、ひよっとすると、我がニッポン国のトップを目指すオエライさん達のスピーチだから・・・と、期待したのである。
ところが、5人のオエライさんのうち、なんと、原稿を読みながらスピーチしたのが2人。2人とも本命とされた人である。
ニッポン国のオエライ人のトップになろうかという人が、原稿を読むなんて
「こりゃダメだ」とがっかり。
あとの3人は、原稿なしでスピーチしたけれど、一人は若さにまかせて演説をブッただけ。もう一人は、お年寄り丸出しのスピーチ。
そして
「うまいな、これはイケル」と思った人が、決選投票の結果、ニッポン国のオエライさんのトップに決定した。
セイジ評論家が、もっともらしく
「アアでもない、コウでもない」と票読みをしていたけれど、私なんか、最初のスピーチを聞いただけで、結果が分かってしまった。
だけど、親分・子分とか、派閥とかでオエライさんのトップが決まっていた時代より、少しは進歩してきたのではないかと思う。
これが、原稿タダ読みのオエライさんに決まったりしたら、親分・子分とか、派閥で決まったことになって、古き悪き時代と同じことになる。
我々の選んだオエライさん達が、スピーチを聞いて自分の意志で投票したというのなら、我々シモジモの人間も納得しようというものである。
だから、今回の代表選で決まったソーリは、どんな人かは分からないけれど、
「マ、いいか」と、思った次第である。
オエライさんは「本当に偉いのか」とアンケートをした結果が、朝日新聞の7月9日の「be」頁に出ていたけれど、読んでびっくり仰天!!!
3565人の人に「国会議員って『偉い』と思う?」と聞いたら、なんと59%の人が
「いいえ」と答えたそうである。
「どちらかと言えば偉くない」と答えた人が26%。合計85%の人がNO!!!
[偉い」と答えた人はたったの2%、どちらかと言えば「偉い」は13%。
私、オエライさんは、その名の通り本当に 「偉い」と思っていたのに・・・。
だって、オエライさんて、社会的地位が高いし権力を持っているし行動力があるし信念があるし頑張ってるし元気だし知識があるし勉強しているし、ホント、偉いとこがいっぱい。
エ? 何? 「それって、ウソっぽい」って・・・。
そんなことはありません。本当です。ウン、本当・・・と、思ってたんだけどなァ。
「オエライさんは、選挙に落ちたらタダの人」と言われていたけれど、どうも、選挙に落ちなくてもタダの人になっているみたいである。
私も、少し考えを改めなければならないであろう。
記事の中に、アンケートに応じた人が、若い頃、戦争体験のある祖父から言われた言葉に
「国会議員は『公平な人物』でなく『公正な人物』でないと務まらない。国民の命や財産を守るには八方美人ではだめで、心を鬼にする必要がある。だから偉いだ」とあった。
ウーン、こんど選ばれたソーリは、一見「八方美人風」だけれど、国民の命や財産を守ってくれるのかなァ・・・。