今年、この星のあちこちで、雨は異常に多すぎ、夏は異常に暑すぎ、台風は異常に多すぎ、おまけに日本では大地震。
ウーン この星は早くも末期的症状を示しているに違いない。
私は映画大好き人間で、それもSFっぽい映画、それも宇宙が舞台の映画が大好きである。だから、宇宙人がこの星を侵略しに来る映画とか、隕石が落ちてこの星が滅びそうになる映画がくると、心ときめかし映画館に出かける。そして、この星が滅茶苦茶になるのをハラドキしながら見て、「ヤッター」と大満足して映画館を後にする訳である。
だから、「ゴジラ」の大ファンでもある。なんたって本物そっくりのゴジラが、ドカーンバカーンと国会議事堂や東京タワーなどをぶっ壊すのを見ると
「快感!!!」と叫びたくなる。などと言うと
「お前、SMじゃないのか」なんて言われそうだが、ホント、気分がいい。
今年見た映画で「デイ・アフタートゥモロー」というのがある。温暖化による異常気象で、この星が水浸しとなり氷河期に向かうという映画である。
ニューヨークをはじめ北半球の大都市が水没するシーンは、SFXの技術でこれまた本物そっくり。
「スゲー!!!」を連発しながら見たものである。
でも、これは映画だから
「スゲー!!!」ですんだのだが、なんだか今年の気候を見ていると「本物そっくり」が「本物」になるのじゃないかという気がしてならない。
私は、SFファンだから、はるか宇宙の彼方のナンジャモンジャ星雲にチチンプイプイ星人がいると信じている。誰も『いない』と立証した人はいないのだから、『いる』に違いないのである。
そして、この心優しいチチンプイプイ星人は、この星をバカデカ望遠鏡で見ながら
「どうもこの星には、いっぱい生物が生息しているけれど、どうもヒト科の生物はあまり賢くなさそうだ。同じ種族でありながら、殺し合いはするし自然は破壊するし、やりたい放題。それに、この星の温度を上げると滅亡するというのが分かっておりながら、ノホホンとしている。ヒト科の生物が滅びるのは自業自得だけど、それ以外の生物が可哀想だから、この貴重な星が滅亡してしまう前に、ヒト科の生物だけ排除することにしよう」などと言いながら、いそいそと空飛ぶ円盤に乗り込む準備をしているに違いないのである。
ウーン。これは大変!!! こうなりゃ、ダテの薄着はやめて厚着をし、暖房の温度を下げてヒト科の生物ここにありと、チチンプイプイ星人を見返してやることにしよう。