私、87歳。その私が一番好きなミュージシャンと言えば、男性では井上陽水。それからさだまさしに吉田拓郎、矢沢永吉に宮本浩次とか・・・。
矢沢永吉ってロックでしょ。ロックとはほど遠い年齢の私が「どうして永ちゃんなの?」と疑われるだろうけれど、ハイ、そのとおり、私、爆音を鳴らすロックは苦手なんです。
でも、むかし昔40台の頃、私が華の東京で花の単身生活を送っていた時、ラジオから「東京」というメロデーが流れ、それがとっても心に沁み「ウーン」と感じ入ってしまいました。
その「東京」を歌っていたのは矢沢永吉。
この曲はロックバラード。以来、矢沢栄吉のファンになってしまった。バラードを歌わせたら、彼が一番と思っています。エート、女性では和田アキ子が一番。
彼、76歳だけど、80歳になった時に歌うバラードか、出来ればルイ・アームストロングようなブルースを聞きたいものですが、私、4年後は91歳。ウーン、その時は赤ちゃん返りをしているか、別世界に行っているでしょうからダメか・・・。残念!!!
今年9月にソロデビュー50周年を迎える矢沢永吉を記念して、NHKテレビで特集番組が2本組まれました。
8月14日にNHKテレビの「The Ⅽoversスペシャル」で「矢沢永吉ナイト!」が放映。
リリー・フランキーと上白石萌歌のⅯⅭでゲストにクレイジーケンバンド・HEMISTRY・一青窈・Rei・鞘師里保が出演しました。
矢沢永吉が歌うシーンも流れる中で、ゲルトの皆さん「時間よ止まれ」など私の好きなバラードを歌ってくれて、私、すこぶるご満足。独特の永ちゃん節を歌うのは難しいと思ったけれど、それぞれ自分のものにして歌いスゲー感いっぱい。。永ちゃんの面影を残しならの「矢沢永吉の曲」を聞くことが出来ました。
9月1日にNHKテレビの「NHK MUSIC SPECIAL」で「矢沢永吉 ヤザワ×イチロー~俺たちの失敗」が放映されました。
この番組って凄い!!!
成功いっぱいのロックのスーパースターと野球のスーパースターとの対談タイトルが「俺たちの失敗」だなんて・・・。
矢沢永吉は「失敗だらけの人生」だったとのこと。オーストラリアに建設予定だったスタジオをめぐって35億円の借金を背負うことになったそうである。しかし、この借金を返すことで信頼という財産を築くことが出来た、失敗を失敗で終わらせないことで、今の自分があると言い切っていました。
イチローは、他の人から見ると「それ失敗だよね」と思っているかもしれないけれど、自分は「失敗はない」という感触なんですと話されました。
これって、スゴイですね。さすがイチロー・・・です。
矢沢永吉が76歳になってでもロックをやり続けていることについて、ミック・ジャガーなど年上の海外アーティストが今も現役を続けているのをみて「生きるために止めないでいるんだ」ということが分かったそうである。
体力的にダメになったら止めるしかないが「止まらないことは生きること」と、断言しました。
イチローもそれに共感。「僕も止まれないんですよ」と云い、「何もしないでいるということは出来ない」とのことでした。
私、お二人とも「やり続ける。引退はない」と分かって安堵した次第です。
最後に矢沢永吉「これからは、ゆったりした曲も歌っていきたい」と話していました。ウーン、私もお二人に見習い「このプログも止めないで」92歳まで生きて、永ちゃんのバラードを聴きたいデス。
スーパースター二人の90分に及ぶ対談で「失敗を失敗とは思わない」との話に、失敗だらけの私も、すっかりド安心!!!
エ、何?「そう八さん、スーパースターではないでしょ。そう八さんの失敗は、ホントまじ失敗」だって・・・。
フン!!!