今日は昨日の続き、なにが目出度い・・・なんて憎まれ口を叩かずに、まずはともあれ
開けましておめでとうございます
シルバー川柳に
正月も 3日も過ぎたら もう年末 ※
とあるように、あれよあれよと年を重ね、私、アット言う間にもう87歳。極め付きの年寄り。
かくして、私、年寄りの最前線を走っていてゴールまじかでしょ。だから、一休宗純禅師の句
正月は 冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし
これがお似合いと云えそうだけど、私、年齢不感症。87歳という自覚症状がないものだから、交差点の信号の青が点滅はじめると、つい走り出そうとするクセがある。
かみさん曰く「白髪をなびかせて走るなんてみっともない」
ハイ、仕方ありません。昨年から青信号点滅に差し掛かっても「86歳、86歳」と唱えて自粛している。
小林一茶が正月を迎えるにあたり詠んだ句
めでたさも 中くらいなり おらが春
と「めでたさも中くらいなり」ならともかく「めでたさも下の下くらいなり」という、昨年ロクでもない年になった人もいるにちがいありません。
今日は昨日の続きの連続だから、イヤイヤ気分を引きずづったままの毎日でしょうが、お正月って摩訶不思議。
新しい年の始まりという気分になって、昨年の諸々の出来事は切り捨て「今年こそ」とギアチェンジ出来るのがお正月なんですね。
お正月は昨日の続きではありません。そう、いまこそ気分を新たにギアチェンジ!!!
絶望」 谷川俊太郎
絶望していると君は言う
だが君は生きている
絶望が終点ではないと
君のいのちは知っているから絶望とは
裸の生の現実に傷つくこと
世界が錯綜する欲望の網の目に
囚われていると納得すること絶望からしか
本当の現実は見えない
本当の希望は生まれない
君はいま出発点に立っている
ハイ、「ヨーイ・ドン」
なんたってお正月なんですから・・・。
このプログの「ご挨拶」のページの末尾に、今年の年賀状を掲載しておりますので、お読み頂ければ幸甚です。
私の年賀状は、このスタイルで50年も続けており、250枚出していた年賀状をようやく130枚まで縮小してきましたが、皆から「年賀状が楽しみ。止めるな」とおだてられ「いつまで続くぬかるみぞ」と、過去の遺物となりつつある年賀状を書き続けています。トホホホホ・・・。
※ シルバー川柳 大安吉日編から佐藤由美(71歳)