ハイ、自民党惨敗!!!
これって、仕方がないことである。裏金などで愛想が付きたと自民党離れをしていた自民党ファンの方々は「自民党内野党」の石破さんが登場したものだから「ひっよとして、ひょとするかも」と期待して自民党ファンに戻ろうと思っていたら、なんと石破さん「自民党内与党」も様変わり。
期待はずれの石破ショックのため、自民党ファンは振り出しに戻り自民党離れしてしまった。
自民党惨敗のもとを作ったのは、安倍派の傲慢体質のためだが、ダメ押しをしたのが石破さんの「有言実行」からの「言行不一致」への摩訶不思議な変身のためでもあろう。
「有言実行」をしていたら「ひっよとして、ひっよとして」過半数を維持出来たかもしれないのである。
石破さんて一見「頑固一徹」風、よくよく見たら「右往左往」風。
1972年の田中角栄内閣発足以後、細川内閣と鳩山内閣が数年間は政権を担っていたものの、40数年間はズズズーイと自民党の一党独裁だったのである。
自民党が40数年も政権を担っていたものだから、わがニッポン国の大半の皆さんも自民党政権にドップリ浸かって、自民党の一党独裁にも違和感を感じることはなかったのに、なんと今回「自民党ダメ」と烙印を押してしまった。
かくして総選挙の総意「自民党ダメ」に応えて、野党も一致団結して政権交代を図るに違いないと思ったら、政治は「権謀術数」の世界。そうは問屋が下ろさない。
私、単純明確人間だから、てっきり野党第一党の「立憲民主党」のもとに集結し、首相指名選挙で野田さんを指名。めでたく政権交代を果たして野党の各代表が大臣となって入閣し、各党の主張を取り入れた政策を実行すると思っていたのである。
政権交代という全野党の夢を実現する千載一遇のチャンスが巡ってきたのに、なんと国民民主党は「わが党の主張を実現させるために閣外協力をする」と宣言。自民党にブリッコしてしまった。
連合内閣をつくり、その中でわが党の主張の実現を図れば良いのに、自民党の傘の中で実現を図るということらしい。
野党なのに野党に協力せず与党に協力するって・・・政界っておかしな世界。
どうも野党の皆さんは「わが党は・・・」に固執し「わが国は・・・」のことまで、考えが及ばないらしい。
「自民党はダメ」の烙印を押したのは、単に自民党のお灸をすえただけで、野党に政権を任すという意味ではないというということを、野党自ら立証したみたいである。
野党は支離滅裂、自民党は自滅・・・と思ったら、しぶとくしたたかに復活して公明党が自民党化したと同じように、国民民主党もそのうちに自民党化して、自民党独裁政権の政権維持世界記録を更新していくことであろう。
メデタシめでたし目出度し!!!