11月になった途端、私のダーイ好きな歌手がTVで立て続けに登場。なんと平原綾香でしょ、渡辺美里でしょ、そして中島みゆきでしょ。
ウン、これって私のベストメンバー。女性ばかりだけれど、私は男性だからこれは仕方がない。
11月5日に、NHKBSTVで「あなたに名曲 “秋うた”セレクション」に平原綾香ほか6人の歌手が登場して“秋うた”を熱唱。
平原綾香が歌ったのは、中島みゆきの「糸」。何故か、彼女がカバーする曲は私の好きな歌が多いので、私と彼女の好みは同じと思い込んでいるのだけれど・・・綾香さん、ごめんなさいね・・・この日も、中島みゆきの中でも私の好きな「糸」を歌ったので、私、いたく感激。
平原綾香は、みゆきの「糸」を見事に自分のものにして、「これって、みゆきの歌?」と思わせる位の歌いっぷり。うれしくてウットリ聴きました。
「糸」の歌詞の中で、最後のフレーズ
縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます
ネ、すっごく素敵でしょ。「縦の糸はあなた 横の糸は私」・・・こんな言葉を紡ぎだし「しあわせ」を「幸せ」ではなく「仕合わせ」と書くなんて、さすが中嶌みゆき・・・。
11月7日にBS日テレの谷村新司がツタエビトとなって毎月1回放映される「地球劇場~100年後の君に聴かせたい歌~」に渡辺美里が出演した。
渡邊美里は、ときどき音楽番組に出演するけれど、ほとんど1~2曲歌うだけでしょ。ところがこの番組はなんと1時間番組。1時間を渡辺美里が独り占めするという嬉しい番組でした。
彼女がデビューしたのは1985年。4番目のシングル「My Revolution」の曲がラジオから流れてきた時、その圧倒的な歌唱力にびっくり。それからTVの音楽番組で彼女が出てきたのを見て、またもやビックリ。なんとまだ18歳、クルクルした瞳が印象的で可愛くって愛らしくって、以来エンエンといまだにファンを続けている。
エ? 何? 「そう八さん、可愛ければむやみと好きになるんだ。ウン、そうなんだ」なんて・・・
エーット、まあ、それはそれとして・・・そう、圧倒的な歌唱力でしょ、それに「My Revolution」の中で、「My Tears My Dreams」を歌うハスキイな声を聴くとホント、ホレボレ、ウットリ。
彼女は、来年50歳になるとのことだけれど、谷村新司が「目力が凄い」と表現したクルクル瞳は変わらないけれど、すっかり成熟した女性を装って魅力を発散。すこぶる素敵でした。
渡邊美里が放映された日の夜、NHKTVでSONGS「中島みゆき~夜会への招待~」が放映された。
中島みゆきは、TVに出演することはほとんどないけれど「天下のNHK」のことだから、ひょっとしてひょっとすれば出演するのかなと期待してTVを見たら、残念、「声」だけの出演でした。残念ながら「天下のNHK」は取り消すことにしよう。
中島みゆきの「夜会」というのは、ミュージカルでもないし演劇でもないしコンサートでもないという「言葉の実験場」というコンセプトで、初演は1989年に渋谷のBunkamuraシアターコクーン。すでに18回も回を重ねて公演されているものである。
自慢じゃないが・・・と、云いながらパンパカパーンと自慢する訳だけれど、私は、この初演を見ているのである。
ネ、すごいでしょ。これって、販売前からプラチナチケットとなっていて、当時すでにオジサン化している私の手に入る訳ではないけれど、女性社員のカレがあるルートから手に入れてくれたものである。無論女子社員は美人、男は美人に弱いという見本のようなカレに・・・エート、彼女にも感謝感激。
この日の番組は過去のステージから最新作を含め「夜会」の魅力を探ったもので、ホント、数多くの夜会のステージの彼女を見ることが出来て大満足。
初演の時のテーマとなったのが「二隻の舟」。この番組でも紹介されたけれど「糸」と同じようにこの「二隻の舟」の歌詞も素敵。
わたしたちは 二隻の舟
ひとつずつの そしてひとつの
わたしたちは 二隻の舟
「糸」と同じように「二隻の舟」の歌詞も、恋する二人を描いた曲だけれど、私が彼女にホレボレしている最大の理由は、彼女の歌詞。夜会のコンセプトが「言葉の実験場」というだけあって、彼女の言葉はもっと磨きがかかってくるのだろうと、期待している次第である。
15日夜のNHKTVでSONGS「朝ドラを彩った主題歌」に「マッサン」の主題歌「麦の歌」を歌った中島みゆきが登場。紅白歌合戦で歌ったシーンが放映された。再度の登場に、私、いたく大大満足。秋のスタートは、好きな音楽に包まれて、ホント、幸せでした。