私が見るTVは、ニュースと音楽番組と映画。バラエティ番組は苦手である。美人で可愛いタレントさんが大勢出てくるのは良いけれど、笑う時は、何故か一斉に手を叩く。昔は、手を口にあててヒン良く笑っていたものである。
だから、笑う場面に拍手は馴染まない・・・てな事を言ったら
「それって、オジサンまるだし」
ウーン、でも、私が手など叩いて笑ったりしたら
「バカまるだし」って云うんでしょ。フン!
でも、私の周囲のフツーの人たちは、まだ手を叩いて笑うようなヒンのない人はいないけれど、TVに出る人たちは、目立たなければならぬという宿命を帯びているから、その内に、だんだんエスカレートしてきて、ピョンピョンと跳ねがら笑うようになるかもしれぬ。
ところで、私がTVで見る音楽番組は、NHKは総合TVの「SOBGS」と教育TVの「N響アワー」、それにフジテレビ系の「ミュージックフェアー」
この「SONGS」で1月16日にリクエスト集があり、私の大好きな高橋真梨子と竹内まりやが出演。この中で、竹内まりやが歌ったのは『人生の扉』
この曲は、昨年5月に発売された彼女のオリジナルアルバム『Denim』の中で、一番私の好きな曲である。
このアルバムのタイトルは、時間の経過と共に色あせていく“デニム”から発想を得たということである。このタイトルにぴったりのこの曲『人生の扉』は、若い人たちにとっては、人生の応援歌として受け取られているようであるが、70代の扉を開けて人生のカウントダウンが始まった私にとっては、
「長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にもあるさ」というフレーズを聴くと、もう80代の扉を開けることはないかもしれないけれど、
「人生って、捨てたものじゃないさ」と、思ってしまう。
そう、年を重ねるってことは素敵なことだよ、と言えるように生きて行きたいものである。
人生の扉 作詞作曲 竹内まりや
春が また 来るたび ひとつ 年を 重ね
目に映る 景色も 少しずつ 変わるよ
陽気に はしゃいでた 幼い日は 遠く
気がつけば 五十路を 越えた私がいる
信じられない 速さで 時は 過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな 小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ
I say it’s fan to be 20
You say it’s great to be 30
And they say it’s lovely to be 40
But I feel it’s nice to be 50
満開の桜や 色づく 山の 紅葉を
この先 いったい何度 見ることになるだろう
ひとつ ひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
ひとり ひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ
I say it’s fan to be 60
You say it’s alright to be 70
And say still good to be 80
But I’ll maybe live over 90君のデニムの青が 褪せてゆくほど 味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ
I say it’s sad to get weak
You say it’s hard to get older
And they say that life has no meaning
But I still believe it’s worth living
But I still believe it’s worth living