私が見るテレビ番組は、ニュース番組と音楽番組に映画と時々ドラマ。バラエティ番組は見たことがない。
バラエティ番組は、出演者がいっぱい登場。そして事あるごとに、全員でゲラゲラと・・・これってヒンがない、失礼。オホホホと・・・でもないし、ニコニコと・・・でもない。まあ、要するにワハハとかハッハツハと大口を開けて笑いながら拍手しているのを見ると「???」という感じがして、見ないことにしている。
私、昭和の初めの生まれ。昭和ドップリ人間としては、拍手するのは式典でオエライさんの挨拶が終わった時とか、講演会やコンサートにお芝居・演芸等が終わった時にする位である。
だから、バラエティ番組で出演者の皆さんが拍手していても、こちとら一緒に拍手する気にはならない。
・・・てなことを云っても、これって時代遅れの人間のタワ言。バラエティ番組愛好者の皆さん、ご勘弁のほど・・・。
音楽番組で必ず見るのはNHKでは、大泉洋の「SONGS」。大泉洋の出演者から引き出すオシャベリが大好き。
4Kでは、リリー・フランキー&上白石崩歌の「The Covers」。リリー・フランキーの蘊蓄ある絶妙な会話が素敵。
それと「歌える!青春のベストソング」。ナビゲーターの広瀬智美が番組の最後に披露する歌がスゴイ!!! アッケにとられてスッゴク愉快。28日には大好きな忌野清志郎の「ザ・モンキーズ」が放映された。清志郎はド派手な装いでパフォーマンスを演じているけれど、本当はとってシャイなミュ-ジシャンと思っている。
民放では、フジテレビ系の仲間由紀恵&軽部真一の「MUSIC FAIR」。ほとんど馴染まない歌手がゾロゾロ。でも、別世界の音楽に接する唯一の番組なので「フーン」と感心しながら、若い女の子のグループが脚をピョンピョン上げながら歌うのを見ている。
クラシック番組では、NHKでは清塚信也&鈴木愛理の「クラシックTV」。清塚信也の解説が「目からウロコ。」
ほかに「クラシック音楽館」。この番組では放映されるオーケストラや曲名・指揮者によって、録画して見ることにしている。
テレビ朝日系の石丸幹二の「題名のない音楽会」。番組の構成がとってもユニーク。クラシックの新しい聴き方を教わる気が知る。
テレビで放映される映画は、BSが多いが全て録画して見る。見るのは、当然ながら弾が飛び交ってテキはバタバタ倒れるけれど、何故か我がヒーロには当たらないというドンパチ映画。
かみさんがいる時に、このような映画を見たら「フン」と軽蔑の眼差しになるので、録画してかみさんがいない時に気分爽快ハレバレと心おきなく見る。
でも、吉永小百合さんなど大好きな女優さんが出演する映画が放映される時は、何度でも見る。世間で話題になっている映画も見ることにしている。
放映されるのは昔の映画。私は大金を払って映画館で見ているのに、それがテレビではタダ。「こんな不合理な話はあるか!」と憤慨して、映画館で見た映画はテレビでは見ないことにしている。
ところが問題発生。ズズズーイと若いころは映画のタイトルを見ただけで「映画館で見た」とすぐ分かり、テレビでわざわざ見ることはなかったのである。
しかし、歳を重ねるにつれ、見ていないと思ってテレビをつけて見たところが「映画が始まるすぐに」見た映画だと分かって、たちまちスイッチOF・・・ならいいけれど「映画の途中までいったところで」見た映画だと分り、アホ化気分を味合わされながスイッチOFとなり・・・ならいいとしても「ラストちかくで」見たことが分かり、アッタマにきてスイッチOFとなることが多くなってしまった。
最近になると、許せないのは見た後で「どうも見たような気がする」となってしまい「見たか?見なかったのか?」と、悩み多き人生にどうでもいい悩みを加えるようになってしまった。
人生の残り少ない人生をムダに過ごしてしまい、口惜しいことこの上もない。私、86歳。歳は取りたくないものである。