1996年12月の目黒ハイキングクラブ(MHC)ファミリー山行は箱根矢倉岳。バッチリと富士山が眺められるというので、富士山大好き人間の私としては、無論「行く! 行く! 」である。
それで、ルンルン気分でAm1時に寝たところ何故かしらねどおなかがグルグル鳴り出しトイレに駆け込んだ途端、ベートーベンの「運命」よろしくジャジャジャジャーンと、おなかの中のものが一挙に出てしまった。時、正にAm3時。
ところが「これって、何?」と思う間もなく、アンコールに応えてまたもやおなかグルグルのジャジャジャジャーンである。ベートーベンの「運命」を聴くのは大好きだけれど、お尻で演奏するのはあまり好ましいことではない。まして、アンコールだなんて、とんでもない話である。 続きを読む
作者別: 荘八
臨時ニュースをお知らせします
と、云っても、噴火警戒レベル4だった桜島が、3か月以内に有史以来最大の大爆発を起こす可能性が80%あるという観測結果が出されたが、我がニッポン国政府は待望の川内原発が再起動したばかりなので、20%の爆発が起こらない可能性に懸けて、超極秘扱いして公表しないことにした。・・・と、いうようなニュースではありません。ハイ、ご安心下さい。
でも、私にとってはビッグニュース。だけど、あなたにとってはどうでもいいニュース・・・などと、つれないことは云わずに、我慢して最後まで読んでください。
このプログ「夢旅人」は、2004年に旅をスタート。ヤレヤレと言うかヤットと言うか、昨年でなんとか10周年を迎えることが出来ました。
それでこれを記念し、第一弾として2004年から2009年までの5年分のプログを青息吐息&左顧右眄しながら編集し、「心の扉をノックして」というタイトルで1・2巻に分け、電子書籍として「アマゾン」で一金100円也で販売することにこぎつけました。
第2弾として2009年から2014年までの次の5年間のプログを暗中模索&悪戦苦闘しながら編集してまいりましたが、その一部がようやく纏まりましたので、この度「心の扉をノックして 3」として前回同様「アマゾン」で販売することに致しました。
なお、引き続き4巻も編集が終わりましたら発行するようにしていますので「夢旅人」同様、この「心の扉をノックして」シリーズをお読み頂けましたら、最高に
「うれしく&ありがたく&舞い上がって」大大感謝です。。
このホームページのTOP頁に、「心の扉をノックして 3」購入の案内を出していますので、スマートホンやタブレット端末をお持ちの方はご購入頂きたく、どうぞよろしくお願いいたします。
心の扉をノックして3 目次
愛して恋して結ばれて
・ 一目ぼれの恋
・ わくわく ドキドキ そわそわ
・ 愛ってなあに?
・ 心の見えるバレンタイン ~ 2010年
・ さようなら 河野裕子さん
・ まっさらの頁
・ いい夫婦
・ 女性って、凄い!!!
・ あゝ初恋
・ ああ バレンタイン ~ 2012年
・ 女性って、怖い・・・
・ チョコレート革命 ~ 2013年
・ 愛する二人に
素敵に老春
・ シルバーウイーク
・ ステキに化けて・・・
・ 爽やかに? リニューアール
・ チューしたくなる薬・・・
スポーツ哀歌
・ 頑張れ! ニューウエイブ北九州
・ エッヘン! 金持ち喧嘩せず ~ 2009年巨人リーグ優勝
・ 今年の秋は機嫌がいい ~ 2009年巨人優勝
・ こいつは春から縁起がいいわえ ~ 2013年巨人リーグ優勝
・ 勝っても負けても・・・
ドンパチ映画に憧れて
・ ドンドンパチパチ ドンパチパチ
・ 波動砲発射
・ 怖いお話
・ 男はタフで・・・
・ ユールイ雰囲気に憧れて
・ ネ、お願い・・・
おエライ先生さまに捧ぐ
・ 夏だ 選挙だ 大変だ! ~ 2009年解散
・ 秋だ チェンジだ 大変だ! ~ 2009年民社党政権奪取
・ ときめきの時を失くして ~ 2010年参院選民主党敗北
・ 心頭滅却して・・・
・ エライ人って? ~ 2010年野田内閣発足
・ 政治屋さん?
・ 物言えば唇寒し ~ 衆議院選挙 迫る
・ 真夏の夜の夢? ~ 2013年衆議院選挙
・ 祭りだ ワショイ 夢をありがとう!
終戦記念日に想いをはせて
・ サイパンの海に・・・
・ 何も残らず・・・
・ では、行ってきます
・ ああ、母よ
・ 死者たちの囁き
自然に触れて
・ さよなら夏の日
・ 雪は、もう・・・
・ 信じて!!!
・ 梅雨なのに・・・
・ 春爛漫
・ 好き好き・・・5月
・ さよならの夏
・ これって自業自得?
・ 雨の日に・・・
・ 夏祭りに憧れて・・・
これって名誉なの?
8月15日。今日は、戦後70年目の終戦記念日である。
詩人岡本潤は1933年(昭和8年)に詩集「罰当たりは生きてゐる」を刊行したが、発行と同時に発禁処分にあい印刷所に置いてあった詩集は押収されてしまった。しかし、事前に印刷所から持ち出されていた100部は押収を免れ、秘かに配布された。
次に掲載する詩は、この「罰当たりは生きてゐる」に掲載されていたものである。
ある母に(部分) 岡本 潤
―――名誉の戦士だ
―――勇ましいことじゃ
―――村のほまれじゃ
まわりの人たちのやんややんやとほめはやす興奮のなかで
あなたはわれを忘れ
いたたまれない惨憺の思いを「名誉」の言葉であやさずにはいられなかったのです
気の毒なお母さん
お泣きなさい 誰にも遠慮することなく泣いて下さい
泣けるだけ泣いてから静かに考えて下さい
ほめはやす人は酔っぱらているのです 酔わされているのです
酔っぱらいはきっとさめる時があります
ウーン、この詩が書かれたのは1933年(昭和8年)。それから80年も経て、今、2015年。ああ、それなのに、まだ覚めていない酔っぱらいがいるって、本当?。
※ 岡本潤――1901年~1978年。詩人で第一詩集は「夜から朝へ」、他に「夜の機関車」等あり。1935年治安維持法違反で逮捕、翌年釈放さる。当初はアナキズムだったか、後にコミュニズムに転向した。
これって ハードボイルド 5
梅雨が明けたら初夏を飛び越して、夏日どころか真夏日&猛暑日に突入。ウンザリ、ゲンナリ、グッタリ。
かくして、私、ヤル気なくして思考力0。これって全てオテントウさまのせいです。私が悪いのでありません。
と、いう訳で今日は手抜き・・・エート、訂正、ここはハードボイルドのクールでキザな台詞を読んでウサをはらしてください。ヤレヤレ。
(リンダと別れた探偵マーロウの独白)
こんなとき、フランス語にはいい言葉がある。フランス人はどんなことにもうまい言葉を持っていて、その言葉はいつも正しかった。
さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ。早川書房「長い別れ」レイモンド・チャンドラー/清水俊二訳
(生ビールとホットドッグを食べていると)
「ご一緒してよろしいかしら。ミスター・デンスン」グレインハウンドのように色つやがいい。
私は彼女を見上げた。口はホットドッグでいっぱい。マナコは乳首でいっぱい。早川書房「ハリーを探せ」リチャード・ホイト/朝倉久志訳
通常、彼女たちは若くして両親をなくす。パパは金儲けの疲れで死ぬ。ママはパパと一緒に暮らした疲れで死ぬ。
早川書房「素晴らしき犯罪」クレイグ・ライス/小泉喜美子訳
リーアンはふたたび溜息をついた。悲哀の一歩手前から、絶望の一歩向こうまでのあいだのどこからか漏れたような音だった。
早川書房「殴られてもブルース」スティーヴン・ウォマック/大谷豪見訳
Tシャツは羨望の目で見る大人にむかって十代の女の子がさりげなく、人生には乳房が断固重力に抵抗する時期があることを実証して見せる例のタイプだ。
扶桑社「最後に笑うのは誰だ」ラリー・バインハート/工藤政司訳
どこまで信じてよいかわからないが、すくなくとも、彼女の人生観は九九換算表のように冷たいと思って良いだろう。
二見書房「スキャンダラス・レデイ」マイク・ルピカ/雨沢㤗訳
「命をかけて誓うわ。・・・あんたには嘘は言わないわ」
モレリの口の片隅がほんのわずかに吊り上った。「おまえならローマ法王にだって嘘をつくだろうさ」
わたしは十字架を半分切りかけていた。「私が嘘をつくことはほとんどないわ」絶対に必要なときだけよ。それから、真実が妥当でないと思えないときもだけど。扶桑社「あたししかできない職業」ジャネット・イヴァノヴィッチ/細見遥子訳
目を開けたら最初に見えたのは壁で、最初に感じたのは疲労と、このいやな事件に対するユーウッな気分だった。だがその後、足を動かしたらきみにさわった。・・・するとおどろいたことに、急に安らかな楽観的な気分になったんだ。愛は一晩の熟睡よりも効果がある。
早川書房「死者は惜しまない」ナンシー・ピカード/宇佐川晶子訳
素敵に 音楽を
私、先月から今月にかけて音楽映画を3本見ました。「ジェームス・ブラウン」と「セッション」に「さだまさし 大誕生会」
エッ、 何? 「だってそう八さん、ドンパチ弾が飛び交っても主人公には絶対当たらないっていう、嘘っぽいドンパチ映画専科じゃなかったの?」って・・・。
ウーン、何事も「例外のない原則はない」と言うでしょ。我が道を猪突猛進する我がニッポン国の超最高権力者のソーリもそう云っているんだから、間違いありません。ハイ。
そういう訳で、私、ドンパチ大好きだけれど、音楽ミーハーでもあるので、「ジェームス・ブラウン」のキャチコピーの
「音楽の歴史を変えた史上最強アーティストの栄光と挫折、そして知られざる友情を描く、観る者を激しく揺さぶる、感動エンタテーメント!!」を読むと見に行かなきゃソンソンって気がするでしょ。
もともと、私はロックは苦手だから、聴いてもせいぜい矢沢栄吉と忌野清志郎。ジェームス・ブラウンの曲は聴いたことがなかったけれど、イヤー、驚いたのなんのって看板に偽りなし、キャチコピーの通りでした。
この映画のプロデューサーは、ジェームスを敬愛してやまないミック・ジャガー、ジェームスを演じたのはやはりロッカーのチャドウイック・ボーズマン。歌声はジェームス自身のものと部分的にはチャドウイックの声も使われているらしいけれど、その歌声とダンスに圧倒されてア然。「最高の魂ーソウルーを持った男」と云われるゆえんが良く分かりました。
次に見た映画は「セッション」。この映画はジャズドラマーとその指導者を描いた作品で監督は若干28歳。製作費はたった3億円で撮影日数は19日だけれど本年度アカデミー賞3部門を受賞した作品である。
私はジャズ大好き人間なので、これの予告編で衝撃のラストシーンがチラッと映し出された時「スゲー」と思ってイソイソと見に行った次第である。
名門音大に入学した野心家のドラマーと恐るべき鬼教師とのバトルともいうべき狂気の練習と、どんでん返しの後のラストの10分に及ぶドラム打ちっぱなしの圧巻のシーンは、ド胆を抜かれ声も出ない・・・と、云うような音楽映画を超えたアクション映画みたいだった。
ジャズの演奏はライブにしろ映像にしろよく見るけれど、あんなドラマーのバチ捌きは見たことがないような気がする。だけど、これは吹き替えでなく主演のマイルズ・テラー自身が演じたと聞いて、なんと凄いと改めて感じ入った次第である。
NHKTVで毎月末の土曜日0時5分から1時35分まで「今夜も生でさだまさし」という番組が放映されている。
この番組はさだまさしがこの番組に寄せられたハガキを読むだけ。歌うのはたった1曲だけという歌手そっちのけの番組だけれど、それが何故かオカシックっておかしいんデス。
私、いい加減年寄りだけど「遅寝遅起き」をモットーにしているから、アハハアハハと深夜に顰蹙をかいながらいつも最後まで見ている。
そのさだまさしの60歳の還暦を祝って「さいたまアリーナ」で2012年4月10日に行われた伝説のコンサートが映画化されたのである。たった20分でソールドアウトとなったこのコンサートなど、高嶺の花と思っていたらそれがなんと映画化されたのである。
コリャア見なきゃあ沽券にかかわるという訳で、いつもは1000円也のシニア入場料で映画を見ているケチ私だけれど、本音シブシブ建前ニコニコで金2500円也の入場券を買った次第である。
このコンサートは、60組の豪華アーティストが出演しているものの持ち歌は歌わず、さだまさしの歌を1曲だけ歌うという趣向をこらした演出になっていたんだけれど、この映画はエンエン5時間にわたるコンサートを2時間にまとめて編集したものである。
だから映画に出演したアーティストは厳選されて南こうせつほか12名だけ。ところが女性のシンガーは平原綾香と岩崎宏美・ももいろクローバーZの3組だけ。これって男女均等法に反しているんじゃないの?
私、男性の歌手はキライという訳ではないけれど、何故か女性の歌手の方が好きでしょ。だからプンプンのプン。
だけど、私の大大好きな平原綾香が「ひまわり」を、岩崎宏美が手話を入れて私の大大好きな「いのちの理由」を歌ったから、云うことありません。
ももいろクローバーは「むかし子ども達は」。この歌は初めて聴いた曲だけれど、みんな可愛いうえにピンピンと見えそうで見えないくらい足を跳ね上げて歌うから、私はニコニコ。
この演奏をしていたバンドが、時々写し出されていたけれど、それがバンドの右側でバイオリンを弾いていた女性をメインに撮影して・・・なんとこれが美人!!! ホント、このカメラマン、あんたはエライ。女性不足は勘弁することにしよう。
この映画、ライブ感はないけれど、映像も良かったし音声も大音響でバッチリ。ウン、金2500円也だけれど大大満足で映画館を後にしました。