スッゴイ出来事

私の好きな歌手は、何度も書いているけれど、女性は中島みゆきに男性は井上陽水。次に好きなのは、女性では平原綾香に松任谷由美に高橋真梨子に竹内まりやに薬師丸ひろ子に渡辺美里に岡村孝子にいきものがたりの吉岡聖恵に小泉ひろ子にPerfuumeに・・・以下、エンエンと続くが紙面の都合により略。

そして、男性はさだまさしに、それから、エート・・・以下略。ウーン、これは私が女性が大好きという訳ではなく、単に、男性の歌手の好きな歌がないということであって誤解してもらったら困る。

6月のNHKBの「SONGS」と「The Covers」に、なんと私の大好きな高橋真梨子に薬師丸ひろ子に井上陽水にさだまさしと4人も出演。

特に薬師丸ひろ子は198年に上された映画「セーラー服と機関銃」で、セーラー服の彼女が「カ・イ・カ・ン」と叫びながら機関銃をブッ放すシーンに、私、いたく感動。以来、私が見に行く映画は、弾がガンガン飛びかい、敵はバタナタ倒れるけれど、我がヒーローには、何故か弾が当たらないとう「ドンパチ映画」だけになってしまった。

だけど、女性に「ドンパチ映画大好き」と言うと、何故か軽蔑の眼差。「一緒に見に行かない?」と誘っても誰も「ウン」と言わない。女性は、ドンパチ弾が飛び交うシーンをみて「カ・イ・カ・ン」と思わないらしい。ホント、不思議。

この日のテレビで、彼女は「夢で逢えたら」や「Women」など、モチ大好きな楽曲を歌ってくれたけれど、最後に歌ったのは、昨年リリースした井上陽水の作詞作曲による「めぐり逢い」

この楽曲は、忘れられない大人の恋のバラード。私、とっくに大人を卒業してすっかりお年寄りになったけれど、ウーン、大人に戻りたい。

井上陽水は、気難しい顔をしているけれど「The Covers」に出演してのリリー・フランキーとの爆笑トークは、アハハウフフと笑っぱなし。私は、彼のトボケタ話しぶりが大好き。演奏はサルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」。これってお門違いの演奏と思うでしょ。ところが意外に意外、なんとピッタリ!!! 陽水の新たな局面を聞かされて、久しぶりに陽水を堪能しました。

髙橋真理子は「SONGS」の最多出演者だって・・・。と、言うことはファンが多いということなんですね。ウン、納得。番組ではペトロ&カプリシャス時代の「ジョニーの伝言」なども含めてヒットした楽曲を歌ったけれど、私が一番好きなのは「for you・・・」

そのフレーズ「あなたが欲しい あなたが欲しい もっと奪って 心を・・。」。この台詞を、誰か私に云ってくれないかなァなんて、思っている訳ではありません。以上、念のために。

私、毎月末に放映される「今夜も生でさだまさし」のファンで、この日の「SONGS」の番組名も「今夜は生でないけどさだまさし」大泉洋とのトークは、むろん抱腹絶倒。おかしい!!! この日、ジャズピアニスト小曾根真と「防人の詩」を、クラシックギター荘村清志と「風に立つライオン」をコラボ。演奏が違うだけで、新らたなさだまさしの歌を聴きことが出来ました。

6月は、NHKBSで4人も私の好きな歌手を放映してくれるという、スッゴイ出来事がありました。この番組のプロデーサー、あなたはエライ!!!

大変!!!

世の中、大変がいっぱい!!!

老後に2000万円いると言って、云った方も云われた方も大変!!!

参議院選挙に出るオエライさんは、落ちればタダの人になるから大変!!!

80歳以上の運転する人は、運転ダメ風潮にかこまれて大変!!!

私などは、スマホを持たずに外出したり、バスの時間を勘違いして乗れなかったり、目覚ましの時間をセットし忘れて間に合わなかったり、見たいTVの録画を忘れたり、傘を持たずに外出し雨にあって途方にくれたり、日常茶飯事になんでもかんでもところかまわず置き忘れたりして・・・まあ、毎日が大変のオンパレード。

そこで、人が大変な目に会っているのをみて、たまには「お気の毒」と云ってみたいものです。

と、いう訳で、今日の「ハードボイルドに恋をして」は、「大変!!!」がテーマです。

後 悔

「ええ、それはもちろん、デイトもしましたわ。でも、アメリカ中にポイポイと、男を捨てて渡り歩いた訳じゃないんです」

早川書房「逃げるアヒル」ポーラ・ゴズリング/山本俊子訳

わたしは軽はずみにふるまったことがないの。ボヘミアン時代がなかったのよ。わたしのボヘミアン時代になってくれる?

角川書店「ミッドナイトゲーム」デビッド・アンソニー/小鷹信光訳

ゆうべのアレが老化の見本だとしたら、若いころを知らなかったのが残念だわ。

早川書房「視聴率の殺人」ウイリアム・L・ディアンドリア/真崎義博訳

大小さまざまな過ちに満ちた私の人生で、これは最大のものだった。

早川書房「殺人ウエディグ・ベル」ウイリアム・L・ディアンドリア/真崎義博訳

人生の調理法に必要な成分の一つは後悔だろう。いろいろなことを元通りにできないために後悔するのだ。

扶桑社「ニューヨ-ク編集者物語」ドナルド・E・ウェストレイク/木村仁良訳

二人はショックを受けて黙り込んでいた。どうやら私は、さよならだけの人生にまた一つ別れをつけ加えたようだった。前と同じく、口を慎んでいればよかったと思った。

早川書房「いまだ生者のなかで」ザカリー・クライン/黒原敏行訳

(夫のジェフと休暇を取る予定だったのに、仕事をせざるを得なくなったジェニーは)

疲労とジェフを求めるセクシーな気分、失われた休暇への無念な思いが肌にしみこんで、筋肉をつたわり、骨の奥深く達し、最後に自己憐憫のボールになってお腹の中に落ちついた。

早川書房「虹の彼方に」ナンシー・ビカード/宇佐川昌子訳

 カードを使ったのがまずかった。自分でもいったいどうしてそんなことをしたのか、わからない。すでに限度額いっぱいに使ってしまったとなれば、あとはその楽しい思い出に浸るしかない。

二見書房「ピンク・ウォッカ・ブルース」ニール・バレット・ジュニア/飛田野裕子訳

要するに、私は、人生航路の途中で、何かを見逃したのだ。しかし、何を見逃したのかはわからなかった。どこかで道を踏み外し、それ以来、表街道に戻れないでいる。

早川書房「虹の彼方に」ナンシー・ビカード/宇佐川昌子訳

そこまではたしかにまちがっていなかった。ただしこの経験は、自分がいかに挽回不能なほど遠くはるかに世のなかの本領からはずれてしまったかを気づかせる結果となった。

早川書房「友と別れた冬」ジョージ・P・ペレケ-スノス/松浦雅之訳

「人間ならだれだって、時には朝になったら後悔するようなことをしてしまうものよ」

早川書房「お熱い脅迫状」H・フレッド・ワイザー/仙波有理訳

反 省

人間は自分の過ちから学ぶことのできる存在だと信じているが、わたしの性格には欠点があって、それができないらしい。

早川書房「秋のスロー・ダンス」フィリップ・リー・ウィリアムズ/坂本憲一訳

(酒を飲み過ぎ)

私の平衡感覚は最良じゃないらしい。・・・しょっちゅう平均台から落ちかかる体操教師みたいだった。・・・今週はずっと人生を相手にトランプをやり、ここまでは二と六と九とジャックがそれぞれちがう組の札で配られていた。ベッドの端に腰を下ろした。明日になればたぶん、私もなんとかましな人間になるだろう。酒と煙草と愚かな連中との付き合いをやめ、体をしゃきっとさせているかもしれない。結局のところ、明日は明日の風が吹くのだ。もしかして、事件を解決できるかもしれないじゃないか。

早川書房「虹の彼方に」ナンシー・ビカード/宇佐川昌子訳

 ~野球の続きをみたりビールを飲んだり、このところ停滞気味な私の人生の盛衰について熟慮したかった。

二見書房「スキャンダラス・レデイ」マイク・ルピカ/雨沢泰訳

あなたにあいたくて

「あなたにあいたくて」

ネ、こっれて素敵な殺し文句でしょ。私などは、むやみやたらに、この殺し文句を言いたい相手が沢山いるけれど、

「アホ!」と、軽蔑の眼差しでに見られそうだから、我慢して言わないことにしている。

この殺し文句が、なんとあのお堅い北九州市立文学館のイベントのちらしに書かれていたのである。但し、会いたいのは愛するあの人ではなくて

「宗 左近~あなたにあいたくて~」

そう、「詩人・宗左近 生誕100年記念イベント」のタイトルである。この殺し文句を思いついたのは、きっと美人で聡明な館長の今川先生に違いありません。

このイベントは5月18日(土)に北九州市立響ホールで開かれ、第1部で宗左近のゆかりの地である千葉県市川市と宮城県加美町の紹介、第2部で宗左近作詞、三善晃作曲の市川賛歌「透明の蕊の蕊」と中新田町歌「瞳に愛を」を混声合唱団「コール・フェスタ」が楠本隆一さんのピアノで合唱、第3部ではシンボジウム「宗左近の文学世界」が、第4部ではミニコンサートで「響灘~Les Miserables」と「ひまわりの花」をわが街のシンガーソングライター富永裕輔さんが絶唱した。

この「蕊」という字、何と読むのか分かる? 「しん」と読みます。これ、読み方も?だったし、入力するのも?だったし、ホント、漢字いっぱいのこのイベントの内容、とっても年寄りの私にとってパソコンに入力するのも大変だったんです。アー、疲れた!

エ? 何? 読むのも大変だって・・・。ウーン、納得。でも、飛ばさないで読んでくださいね。一生懸命に入力したんですから・・・。

宗左近さんのことを、第1部で市川市と加美町の方が「我が街の誇り」と紹介されていたけれど、なんと宗左近は我が街北九州市の出身なんです。

ホント言うと、恥ずかしながら、私も宗左近の名前は知っていたけれど、わが街の出身だとは知らなかったのである。それが、知れわたるようになったのは、14年前文学館開設の相談に今川先生が、市川市に住んでおられる宗左近さんの家に行かれ,それがきっかけで、宗左近さんがわが街にとって身近な存在となったのである。

それから1年後、宗左近さんは亡くなられたけれど、左近さんの奥さんがほとんどの自筆資料など1万点近い資料を文学館に寄贈され、そして著作権も文学館に遺贈されて、たちまち「宗左近ファンクラブ 花の会」が結成されるされるまでになっている。

これって、今川先生が宗左近さんに会ったから実現したことだけれど、そういう訳で

「宗左近~あなたのあいたくて」と出し物がてんてこ盛のこのイベントが開催されたけれど、なんと所要時間3時間30分。

そしてこのイベントの呼び物は第3部のシンボジウム。詩人の高橋順子さんと渡辺玄英さん、文芸評論家の三浦雅士さん、司会は文学館館長の今川英子先生。

壇上に上がった3人の先生方がアアでもない、コウでもないと話題沸騰。楽しかったですね。特に三浦さんの縦横無尽にとぶ話題に、司会の今川先生がしっかりとついていって、ウンさすがと頭が下がりました。

シンボジウムって、だいたい額に皺を寄せて聞くものだかれど、アハハと笑ながら聞くなんて、素敵な経験をさせてもらいました。

そして、翌日、メールやら電話がかかってきて

「そうはちさん、NHKのテレビにまじまじと映っていたよ」だって・・・NHKのローカルニュースでこのシンボジウムのことが放映されたらしい。ウーン、カメラが入っているといると分かっていたら、もっとイイ顔をしたんだがなァ・・・。

※ 宗左近ーー1919年~2006年。北九州・戸畑生まれ。詩人・美術評論家・仏文学者。1行詩「響灘」や「炎える母」など多数。2015年3月15日のこのプログに、この「炎える母」を紹介しています。

 

 

嗚呼、10連休!!!

史上最大の10連休!!!

「ヤッター!!!」とニコニコ顔の人や、「関係ない」とふくれっ面の人や、「フン・・・」と、どこ吹く風かとうそぶく人もいると思うけれど・・・

あなたはどうでしたか?

TVで、成田空港などでごった返す風景を映し出して「どこに行くの?」と聞いたりしているのを見ると、我がニッポン国民は、我もわれもと外国に行っているのかと早とちりしそうだけれど、あれって、ほんのチョッピリ2~3%の優雅な人たちのことでしょ。

ほとんど人たちは、外国に行けないのが当たり前だから、羨ましい気持ちを起こさせるだけの迷惑千万な画面と思うけれど、テレビの人って、まさか連休は外国に行くのが当たり前と思っているのではないのでしょうね。

ほんのちょっぴり人のことを大袈裟に映すより、「お金はないけれど、こうすればに楽しく過ごせますよ」という人たちのことを放映した方が、共感を呼ぶと思うけれど、ウーン、これって、ヒガミ根性?

私、今年の10日連休、仕事の予定がなかったんです。凄いでしょ。空前絶後の超特大休暇!!!

と、いう訳で大分県宇佐市にある「大分農業文化公園」と「千財農園」に行ってきました。

「大分農業文化公園」は120haというばかでかい公園で、フラワーガーデンの中にある50万本の「ネモフィラ」が真盛り。ブルーの「ネモフィラ」とブルーの空とダム湖のブルーがとけあって圧巻!!! フンワカ&ホンワカ、癒される気分になりました。

ホント言うと、私、草花とか樹木とかまったく興味ゼロ。ネモフィラなんて生れてはじめて聞いた名前なんです。それなのに何故行ったかというと、これって、女房の趣味。女房が「行く」と断言すれば、私、「老いては女房に従え」の教訓通りに動く仕掛けになっています。

次に行った「千財農園」は、2400坪のなだらかな斜面に240本のつつじが満開。つつじのトンネルをくぐって大満足。わが街・北九州にも「河内藤園」というツツジで有名な所があるけれど、有名になりすぎて外国の人がいっぱい。入場料は1500円也、コンビニで行く日時が指定された予約券を購入しなければならないという仕組みになっています。

そこで、我が女房は地元を無視することにして、ゆっくり散策できる大分県まで足を延ばすということになっています。それに、なんとここはタダ。大分農業文化公園もタダ。大分県大好き!!!

最後のダメ押しは、ころっと変わって映画「中島みゆき 夜会工場VOL.2」

私、このプログで何度も書いているので、皆さん食傷気味でしょうけれど、1989年に東京オーチャードホールで開かれた「夜会」の第1回の演奏会に行っているんです。

今や、落ちぶれて九州の片田舎に身を潜めているけれど、上演された「夜会」のシーンがそっくり映像化されて映画館で上映されるようになり、地方でも映像だけれど「夜会」が見られるようになりました。ホント、みゆきさんの心くばりに乾杯!!!

私、いつもシニア料金1000円也で映画を見ているけれど、「夜会」は、なんと2500円。うまれつきケチな私が、ニコニコしながらチケット売り場で2500円を払っている風景なんて、我ながら信じられません。

今回は、2017年末から2018年にかけ4都市で開催されたコンサート「夜会工場VOL2」~初演から、2016年の「夜会」までの名画面のダイジェスト版~の中から29曲が収録され、映画館の大スクリーン、5.1chサラウンドで上映されました。

初演の時の「泣きたい夜に」から、ラストの「産声」まで、めくるめくシーンが流れて劇場の最前列気分でうっとりしながら見ました。

ホント、中島みゆきって、どうしてこんなに素敵なの?

令和の夜明け

パンパカパーン!!!

今日は5月1日。令和の夜明け!!!

昨日からTVは、平成時代の特番パレード。悲しみに包まれた過去の改元の時と違って、気持ちが優しく包まれるような改元となっているようである。

私、平成元年の時50歳。27年間いた会社を辞めて、勧められるままにエイヤとばかりに別の会社に移った年である。平成の始まりは、私にとって第2の人生の始まりとなった記念すべき年となっている。

それから始まった第2の人生で、バブルの全盛期とバブル崩壊期を通り過ぎ、イイトコ取りをしたりワルイトコ取りをしたりして経験豊富な歳月を重ね、ヤレヤレと72歳で目出度く現役引退。

かくして夢のホンワカ&フンワカ&ホノボノ人生を送るつもりが、今年80歳になるにも関わらず、私、まことに遺憾ながら、自治連合会や老人クラブ連合会やら所属している合唱団などの6団体の仕事を押し付けられ、4月は総会月とあって土日を含め家にいた日はたった2日のみという、悲惨な日々を送くってしまった。

日頃より私をコキ使っている人達に私の賞味期限は80歳、賞味期限切れをコキ使うとヤバイよと明言しているけれど、80歳の賞味期限の年が、平成の終わりの年と重なるって・・・。

これって、私の第2の人生は平成に始まり平成で終わるってことになるでしょ。かくなるうえは、すべての役職を終わらせ、令和の始まりは私の残り少ない貴重な第3の人生の始まり・・・今度こそ夢のホンワカ&フンワカ&ホノボノ人生・・・ということにしましょう。

エ、何?「そう八さんは75歳位にしか見えないから、賞味期限はあと5年後。それまで頑張ってね」だって・・・。

フン! 私、5年後は85歳。賞味期限でなく消費期限なのに・・・。オワリなんですよ。

 

ウーン、私のことなどどうでもいいから、とにもかくにも

令和の夜明け、おめでとうございます。チョッピリでもいいから幸せ感じる日々を送れますように、そして戦争のない平和な年が続きますように、・・・。