パンパカパーン!!! ついに女性総理が誕生!!!
世界に冠たるあの民主主義国家の・・・ン? 訂正、民主主義国家だったアメリカでさえ破れなかったガラスの天井が、男性社会のわがニッポン国で破られるなんて何はともあれ、すっごくとっても最高にお目出たいことに違いありません。
公明党が離脱してもバラバラ野党は一致団結なんて出来っこないし、公明党から愛想をつかされ落ちぶれた自民党を助ける政党などないと思っていたら、なんと日本維新の会が助け舟・・・またもや驚き桃の木山椒の木。
日本維新の会は、公明党が離脱した最大の原因「政治とカネ」については目をつぶり、なんと「国会議員の定員削減」を臨時国会で可決するのが前提で、ズラズラーと12項目をのむならば連立すると申し入れました。私、口アングリ。
高市さんは、なにがなんでも「総理」になりたいと意を決していた人だから、12項目にケチをつけることなく「あとは野になれ山となれ」と「丸のみ」。
エート、失礼「あとは野になれ山となれ」ではなく、実施で出来なかったときは「ハイ、頑張ったけどダメでした。ごめんなさい」ですませようかと・・・。
臨時国会で総理に決まった後での記者会見では、高市カラーを出しながら日本維新の会と共に進むと高らかに宣言したものの、日本維新の会が連立する前提条件とした「国会議員の定員削減の臨時国会での成立」には一言も触れなかったし、国会での最初の「総理所信表明演説」でも触れていません。
どうも、自民党って虚々実々の政界をしぶとく生き延びてきた政党だから、連立の前提条件の「国会議員の定員削減の臨時国会での成立」は、自民党と日本維新の会の多数決で決めるのではなく、そのうち時間をかけて野党を含めて協議しようという魂胆に違いありません。
連立のスタートの時点でウヤムヤ現象が起きたりしたら・・・日本維新の会さん、大丈夫?
でも、自民党は約束を守る(かもしれない)党だから、日本維新の会との12項目を実現しなければならないと一生懸命!!! 
日本維新の会との約束を実行しなければ、連立から離脱すると脅されているから、自民党の公約など手にかける暇などないかもしれません。
かくして、自民党の維新化・・・なんてことはないんです、ハイ。なんたって自民党は海千山千の百戦錬磨の党ですから・・・。
ここで、チョンボしたのは国民民主党。玉木さんが「総理になる覚悟がある」とまで言い切っていたのに、立憲民主党に「理念を国民民主党に合わせろ」と、無理難題を吹っ掛けるでしょ。理念なんてものは政党の「立ち位置」だから簡単に変えることは出来ないので、オタオタしているうちにトンビに油揚げをさらわれてしまいました。
その意味で言えば、日本維新の会って「理念」など一言も言わずに、自民党にわが政策を実施させようとするんですから、すっごくズルーイ!!!
安部さんの秘蔵っ子である高市さんとトランプさんは波長が合って当たり前。高市さんはトランプさん専用のヘリに乗せてもらったり、原子力空母の格納庫に設けられた演台ではしゃぎまわったたりして超ご満悦・・・ウーン、これってとっても可愛かったけど、わがニッポン国の総理の振る舞いなの?
わがニッポン国のトップである高市さんは当然ながら「君子」。だから「君子は豹変する」のたとえの通り「総理になっても靖国神社に行きます」と公言しておりながら「行きません」と、コロット豹変。
高市さんは、中国や韓国から「???」されているけれど、君子だから躊躇なくコロット豹変。あのにこやかな笑顔で接するに違いありません。
まあ、アメリカや中国、韓国と仲良くできれば「さすが高市さん」。かくして高市さんの尊敬する安倍総理のアベノミックスがしぶとく再来し、円安誘導に突っ走って経済界をウハウハさせる古き良き時代に戻ることでしょう。