桜の樹の下で・・・

春爛漫。桜が、蕾からアレヨアレヨという間に華やいでパッと満開。

なんだか心騒いで、お花見をしなきゃソンソンって気分になってしまう。

と、いう訳で、4月の第1週の後半に「花より団子」方式によるお花見に行く計画はあるけれど、天気予報はズズズーイと青空オンパレード。だから、きっと、桜散る樹の下での花見になるに違いありません。

ウーン、私、黄昏時の人間だから、桜散るお花見の方がお似合いかも・・・。

だから、良寛和尚の辞世の句

散る桜 残る桜も 散る桜

の心境に似てと言いたいところだけれど・・・私、良寛さんと違って平・平凡人でしょ。そんな悟りの境地にほど遠い人間だから、俵万智の

散るという 飛翔のかたち花びらは ふと微笑んで枝を離れる

のように、素敵心境で散る桜を見ながら、お花見をすることにしています。

でも、春の日差しの中で豪華絢爛に咲き誇る桜と違って、ライトアップされた夜桜は、ほんのりお色気が漂って素敵ですね。糸満久美子の

夜桜を見に行かないかと君がいう  思いきり幸せを抱きしめる瞬間

ウーン、そうか、夜桜を見に行った後は、きっとアレするんだ・・・。

エ?、何? 「そう八さんって、ヒンがないわね。そんなことを連想するなんて」って・・・。

エーット、それは誤解です。アレというのは、アレのことではなくって、アノことなんですから・・・。

清く正しく黄昏ている私が、そんなヒンのないことを考える訳がありません。ハイ。

恋は、遠い日の・・・

最近は四面楚歌の雰囲気を漂わせているけれど、唯我独尊の誉れが高い我がニッポン国のソーリが言っている通り、どうも景気が良くなっているみたいである。

と、いうのは新聞に掲載されている広告のなんと多いこと!!!

新聞の半分くらいは広告といっていいほである。まして、全国紙にカラーで2頁ぶっちぎりの広告なんてザラである。でも、そんな広告を出しているのは大企業。大企業が儲けているというのはよく分かる。

私は、買う気もないのに広告を見るのは大好きである。広告の大半は「買わなきゃソンソン」的なギラギラ広告が多いけれど、私が好きなのは、

「エ? これって何の広告?」というような、商品とは関係のない素敵なキャッチコピーがついている広告である。

むかし昔の広告だけれど、

恋は、遠い日の花火ではない。油紙みたいにペラペラと単純には燃えないけれど、私の胸の中に、恋心がある・・・。

これって、私の一番大好きなキャッチコピー!!!

エ? 何?「ハハーン、そう八さん、むかし昔、このキャッチコピーみたいなことを、誰かさんに言いたかったんでしょうね。だから、しっかり覚えているんだ」って・・・。とんでもない。それって麗しき誤解である。なんと素敵な表現と思って・・・。ハイ、ウソではありません。

ところで、何の広告かわかる?

これってサントリーオルドの広告。TVのCMでも流れていて、長塚京三さんと田中裕子さんのバージョンの素敵なこと・・・。

最近、見た広告で素敵だったのは、これ!!!

あなたがいて、よかった

そう思う人は、だれですか。

人は、ひとりきりで生きられる。そんな時代かもしれません。
何も話さずに、誰の顔も見ないで一日を終えることだってできる。
でも、ひとりきりで元気になることは、むずかしい。

毎日、顔を合わせる人。なかなか会いに行けない人。
もう会えないあの人、いつか会ってみたいその人。
この世界に、心の中に、
いてくれてよかった、と思う人がいる。
そして、そう思ってくれる誰かもいる。きっと。
気持ちと気持ちがつながるとき
そこに、元気がわいてくる。

あなたがいて、よかった。そう思い合う人があつまれば、
この街も、あの街も、もっとハツラツになっていく。

ネ、素敵な広告でしょ。カラーで2頁ぶっちぎり、凄いでしょ。

最近の広告だけれど、何の商品の広告か分かる?

こんな広告を出す会社って大好き。でも、何も買う訳でないから、ごめんなさいね。

お願い、美人のヘルパーさん

もう3月。1月は行く、2月は逃げる、3月は去るという通り、あれよあれよと私の持ち時間は、情け容赦なくまたたく間に消え去ってしまいました。

かくなるうえは、老いてますます健康・・・ン? これって無理。エート、老いてますます耄碌しないようにと、切望する次第です。

ところで、先月はバレンタイン。私、すっかり年寄りだけれど、それでも健気な人がいて貰ったんです、チョコ3個。凄いでしょ。

メリーチョコが「第21回バレンタイン今どき川柳」で発表された川柳に

義理なのか 忖度なのか 悩むチョコ ※1

と、ある通り、私も悩んで・・・

エ 何? 「そう八さんの場合は、間違いなく義理チョコ」だって・・・ウーン、そうか、哀しい現実。

でも、義理チョコでも貰える内が花ですね。

部署変わり チョコが途絶えて 義理を知る ※2

なんと切なく厳しい現実・・・。でも、物は考えようデス。

チョコゼロも 人生100年 長期戦 ※3

ウン、人生は長いんです。気長に待つことにしましょうね。

でも、人生いくら長いと言っても、いずれ私も

あーんして ヘルパーさんの 介護チョコ ※4

と、なるに違いありません。

エート、美人のヘルパーさんが来てくれますように・・・。

※1 マイマイ/女性/36/茨城県日立市
※2 ぷらびだ/男性/54/千葉県大網白里市
※3 カジ/男性/70/東京都豊島区
※4 金木犀/男性/福井県福井市

ここでコマーシャル


ドカーンとばかでかい大広告!!! とってもビックリでしょ。そう、ビックリさせるために掲載したんですから、仕方ありません。

この広告は、合唱団「北九州をうたう会」が出演する演奏会の大々的な広告なんです。
実は、この「北九州をうたう会」を25年前に立ち上げた事務局長が引退することになり、白羽ならいいけれど、何故か黒羽の矢が私に刺さって事務局長にさせられてしまいました。

私、5年前にこの合唱団を辞めていますし、私の賞味期限は80歳と公表しているでしょ、だから
「出戻りの上に、賞味期限切れ、おまけにうっすらボケ模様、使ってはヤバイ」と力説したにも関わらず、抵抗むなしく事務局長・・・トホホホ、アホ丸出し。
女房からは、80歳になったら引退するのが世の習いなのに、人がいいのもホドがあると、叱られています。

演奏される合唱組曲「北九州」を作曲した人は、オペラ「夕鶴」や「花の街」、「ぞうさん、ぞうさん、お鼻が長いのね」の童謡を作曲した團伊玖磨さん、作詞は栗原一登さん(女優・栗原小巻さんのお父さんです)。演奏時間45分という大曲です。

合唱は「北九州をうたう会」が120名、11校の中学校・高等学校の合唱団、7つの児童合唱団に小倉祇園太鼓が加わって合計約420名の大合唱、、北九州交響楽団の演奏で盛大に歌い上げることになっています。

常連のお客さんは、第九交響曲を聴くともう年の暮れと思うように、毎年3月に開催される組曲「北九州」の広告ちらしを見ると、もうすぐ春なんだと思っているそうです。この合唱組曲は、わが街の風物詩なんですね。

と、いう訳で、わが街に住んでいる方は、このプログを見たら絶対聴きに行こうという気になるにちがいありません。どうぞ、下記の問い合わせ先にお電話のほど・・・。

エ? 何? 「エラそうに言ってもダメ。こんな陳腐なコマーシャルでその気になるわけないじゃないの」って。フーン、世の中、キビシイんだ。ガッカリ。では、超低姿勢になって

「お願いですから、聴きに来てくださいね.お願い! お願い!! お願い!!!」と、頭を90度下げる。

「ネ、これでいい?」

でも、世界のあちこちでこのプログを見ている方は、聴きに来れない訳ですから、ポスターを見て聴いた気分になってくださいね。

問合わせ先
(公財)北九州市芸術文化振興財団 音楽事業課
℡ 093-663-6661

素敵! その2

サムーイです。とってもサムーイです。うんざりするほどサムーイです。いやになるほどサムーイです・・・と、言っても、わが街北九州市で降った雪は3センチ。北国に住む人のことを思うと

「これっきしのこと、寒いなんて言えるか!」と、見得を切りたいところですが、私、とっても年寄り。見得を切るのは若い衆に任せて、私、ブルブル・・・。ごめんなさいね。

そこで、身体が冷たいのは仕方ないにしても、心は温かくという訳で、今日のコラムは「素敵! その2」です。素敵なアレコレをニヤニヤして読んだら、ちょっぴり、心も温かくなるかもしれません。

自 信

わたしが魅力を発揮すると、相手はたいていバターのように溶ける。

早川書房「約束の地」ロバート・B・パーカー/菊池光訳

プレスしたジーンズに、赤のセーターに、ランニングシューズ。靴下は白。自信と余裕を漂わせており、察するに、鏡をのぞき込んでは〝自信と余裕〟と、自分に言い聞かせているような人物なのだろう。

東京創元社「ストリート・キッズ」ドン・ウィンズロウ/東江一紀訳

なんといってもこっちは、頭脳明晰博覧強記の泣く子も黙るプロフェッショナルなのだ。

早川書房「バラは密かに香る」ディヴィッド・M・ピアス/佐藤耕士訳

マルカム・ザカリーはFBI捜査官らしく車からおり、FBI捜査官らしくコーヒーを飲み、FBI捜査官らしく静かにすわって耳を傾ける。素晴らしい。・・・FBI捜査官らしく歯を磨くーー肩をいからせ、肘を高くあげ、左右に動かす。ごしごし、ごしごし。FBI捜査官らしく愛を交わすーー両足首を合わせ、両肘で体重を支える。しこしこ、しこしこ。

早川書房「逃げだした秘宝」ドナルド・E・ウェストレイク/木村仁良訳

・・・ベンドルトンの壊れたハートのかけらを拾い集めて、ノースカロライナ州ローリーへ送り届ける。飢えた芸術家に金を与えるのと同じぐらい、たやすい仕事だ。

東京創元社「仏陀の鏡への道」ドン・ウィンズロウ/東江一紀訳

信 頼

(犬のロボが)

ある夜、かたじけなくも、わたしの敷物の上に身を伸ばしに来てくれるまで、3ケ月も要した。

角川書店「ミッドナイトゲーム」デビット・アンソニー/小鷹信光訳

「信頼できる人間はいないのか」

「いる。3人いる。おれと私とぼく」

早川書房「チコの探偵物語」ウォーレン・マーフィー/田村義信訳

会っていないと壊れてしまう友情もたしかにあるが、なかには会わなくても少しも損なわれない友情だってある。言葉であらわせない親近感がそこにはあるからだ。・・・男の友情を長つづきさせる理由ほど、つかみどころのないものはない。

早川書房「バラは密かに香る」デイヴィッド・M・ピアス/佐藤耕士訳

「心と心の関りができた相手に、アルコール中毒にかかっていることを秘密にしておこうとは思わない。そんなのは馬鹿げてる」

「ええ、そうね。でも、わたしたちってそうなの?」

「そうって、何が?」

「心と心の関りができたの?」

「そのへりに立っている」

「へりに立ってるか」と彼女は言った。「気にいったわ、それ」

二見書房「慈悲深い死」ローレンス・ブロック/田口俊樹訳

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