ヒト科の生物ってアホ?

秋雨前線の雨がシトシト降って、あのアツクってあつくって暑くって熱い夏がようやくENDマーク。ホットしてヤレヤレ。
今日も雨が降っているけれど、夏のドカドカ雨と違って、秋のシトシト雨っていいですね。
家にいて窓からシンシンと降る雨を、好きな曲を聴きながらポケートして見るのが好き。ネ、ザワザワした心が静まるような気がするでしょ。
雨の歌はいろいろあるけれど、私が好きなのは小泉今日子の「優しい雨」。この歌の冒頭の

心の隙間に 優しい雨が降る 疲れた背中を そっと湿らせてく

ウーン、こんな雨が好き。だけど、歌人諸星詩織の

雨の日の窓のガラスに張りついた この哀しみの色はなにいろ

のように、恋を失った人には、同じ雨でも心に寂しく沁みて「冷たい雨」となり、人によって雨もそのよそおいを変えるんですね。
しかし、最近の雨って、そんな詩情を失いドカーと降っては、ニッポン各地というより世界各地で「観測史上最高の豪雨」が続出しているでしょ。
でも、これって、人間が地球をやりっぱなし痛みつけた結果、そのツケを払わされているに違いありません。だから、異常気象を作ったのは、われわれ人間と思って諦めざるを得ないんでしょね。
そのうえ、地球や自然を利用つくしたのに飽き足らず、もっと生活を豊かにしようと、自然界にはない原子力を利用して電気を生みだしたのは良いけれど、先日、原子力規制委員会が原子炉から出た廃棄物について国が10万年保管することにしたと発表・・・ア然!!!
10万年後の世界って想像できる? 
原発で生まれた廃棄物処理のツケ付けを10万年後に廻すっていう発想・・・超無責任にして超現実的で超身勝手な話・・・そんなことが初めから分かっているのだったら、原子力を利用するのは止めようって考えは、どうして生まれなかったのかしらん。
宇宙でも稀な地球という星に生息するヒト科の生物って、エラそうな顔をして地球を支配しているけれど、アホじゃないの?

※ 諸星詩織ーー本名 糸満久美子。1949年生まれで沖縄県出身。掲載した短歌は「雨あがりの窓」より。他に詩集「愛ポポロン」など。

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