驚き桃の木山椒の木 Part 1

 今年は、よくぞ我慢の・・・ン?訂正 よくぞ仲良く結婚50周年、そしてよくぞ耐え抜いて生誕75周年。ここでちょっぴり自分にご褒美ということで、先月「秋のカナダ浪漫紀行」というツアーに参加した。
 カナダに行って、カナディアンロッキーとナイアガラ、紅葉のローレンシャン高原に行くという至ってシンプルな内容である・・・と、思ったら大間違いのコンコンチキ。 
 たった9日のツアーなのにカナダに2回入国させられ、おまけにアメリカには3回も入国を繰り返して飛行機に乗ること6回。シンプルツアーどころか右往左往ツアー。
 だって、成田からカナダに直接行くかと思ったら、行ったのはサンフランシスコ。そこからカナダのロッキイマウンテインの麓に飛び、それから再びサンフランシスコに戻り、そこからシカゴに飛んでシカゴからカナダのナイヤガラへ。
 帰りもナイヤガラからシカゴに戻って成田へという、カナダとアメリカを出たり入ったりして忙しきことこのうえなし。
 アメリカはテロ恐怖症にかかっているらしく、入国審査では、両手の指紋と手相まで取られたうえに顔写真をパチリ。
 顔写真はきっと指名手配犯人風に映っているのではないかと心配したけれど、一見胡散臭風眼差しでジロリと睨まれただけでなんとかパス。入国ゲートでは、上着や靴を脱がされ、股を広げて万歳の格好をさせられて、一見素っ裸風心地で通過。ヤレヤレのやれやれ。
 私の顔を見ただけで、テロ犯ではないと分かりそうなのに、どうも顔パスは通じないらしい。性懲りもなく3回も入国審査をやらされてしまった。
 成田空港を出発した時間は夕方の4時、9時間でサンフランシスコ着。私的時間では真夜中の1時なのに、なんと前日の朝9時。凄い! 17時間前にタイムスリップして我が人生の残り時間が増えたと喜んだら、うちのかみさん曰く
 「帰りは17時間早くなるのでプラス・マイナス・ゼロ」だって・・・。ガッカリ。
 サンフランシスコでは、時差は感じなかったけれど、帰りはシッチャカ・メッチャカ。
 シカゴを13時に出発し、13時間かかるというので、映画2本を見てミステリの単行本を読了。後はジャズを聴きながらホンワカ・フンワカと健気に13時間を過ごして、私的時間では真夜中の2時に成田到着。
 ところが、今から寝る時間というのに、成田ではなんと夕方の4時。私の睡眠時間と昼の貴重な時間がどこかに吹っ飛んでしまった。
 成田空港から福岡空港へ、帰りついてヤレヤレと23時に寝たものの、翌日起きたのは昼の2時。我が人生で、2時に起きたのは初めてである。
 私、いい加減年寄り。タイムスリップする旅は、これにて終了することにしよう。

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